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ルイ・ヴィトンの香水コレクション『Les Parfums Louis Vuitton(レ・パルファン ルイ・ヴィトン)』

      2018/07/12

ルイ・ヴィトンの香水コレクション『Les Parfums Louis Vuitton(レ・パルファン ルイ・ヴィトン)』

世界的な有名ブランド「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」が、2016年にフレグランスコレクション「レ・パルファン ルイ・ヴィトン(Les Parfums Louis Vuitton)」を発表しました。なんでも香水を発表するのは70年ぶりだとか。

そのコレクションのテーマは「旅」。ブランド創始者ルイ・ヴィトンが、富裕層が旅行する際の荷造り職人から名を馳せたこと、世界初の旅行用鞄専門店を開いたこと、そして軽量トランクを発売して発展していったこと、そういった「旅」に縁があるブランドならではのテーマですね。

マスター調香師は、 世界三大調香師と言われるジャック・キャヴァリエ氏。親子三代に渡るパフューマーの家系で、「イッセイ ミヤケ」の『ロー ドゥ イッセイ』や「ブルガリ」の『ブルガリ プールオム』などを作った人物でもあります。

その彼が2012年から4年の年月をかけ、世界中を旅して得られたインスピレーションを元に7つの香水が発表されました。皮製品のルイ・ヴィトンらしく、すべての香水にレザーを感じさせる、まさにルイ・ヴィトンの香水として仕上がっています。

それでは今回は、その旅をテーマにしたルイ・ヴィトンの7つの香水についてお届けしていきたいと思います。

Rose des Vents(ローズ・デ・ヴァン)

 

ローズ・デ・ヴァンは英語にするとウィンドローズ。風のバラは「風配図」を意味していて、ある地点の風の向きや強さを表した図のこと。まさに旅に必要な羅針盤的存在です。

そんな言葉を冠したこの香水は、シリーズの中でも一番人気で、ジャック・キャヴァリエ氏が「First baby」と呼んだくらいの思い入れがある作品です。

グラース・トルコ・ブルガリアの3種類のローズイリスシダーペッパーで織りなす輝きのあるレディース香水

3種類のローズを使っていても、重くて生々しい印象ではありません。フルーツを感じるトップノートで軽やかな印象のローズフローラル。そしてイリスのパウダリーなフローラルにシダーが優しい印象を加えます。そこにペッパーのスパイシーさがアクセントとして加わります。

フルーティーな可愛らしい軽やかな印象のローズに始まりますが、パウダリーやスパイシーが加わることで可愛いだけではない落ち着いた雰囲気も出てきます。爽やかで気品ある女性的な香りで、高級柔軟剤と思うくらい軽やかで明るい印象です。

Turbulences(タービュランス)

 

花の中でも最も香り立つというチュベローズに、瑞々しいジャスミンレザーを加えた魅惑的なレディース香水。グラースの畑に咲き誇るチュベローズを散歩中に見てインスピレーション得てつくられたものだとか。

しっかりとした濃密なホワイトフローラルで、艶のあるチュベローズと瑞々しさと甘さのあるジャスミンがうまく調和して、妖艶さと清廉さが同居している不思議な個性を持っています。

そこにレザーのスパイシーさがうまく融合した、濃厚でありながらもそういった印象を与えない、奥深くて高貴な雰囲気がある香り。

甘さがありながらもスパイシーさを感じさせる大人の女性の香り。調香師の腕もさることながら、上質な素材を使っているからこそ出せる上質な香り。

チュベローズを使った他社の香水とは違った独特な個性がありますが、やはりそれはレザーによるものでしょうか。

Dans la Peau(ダン・ラ・ポー)

 

ヴィトンの革工場に足を運んで、そこでの川の匂いにインスピレーションを受けてつくられたレディース香水。まさにヴィトンのために造り上げられた香水と言えるのではないでしょうか。

甘さのあるアプリコットに、グラース産ジャスミン中国産サンバックを使用。そしてナチュラルレザーが加わり、続いてナルシスムスクが感じられます。

フルーティーでありながらレザーも感じられるトップノート。酸味と甘みがあるアプリコットにナチュラルレザーがバランスよくまとまっています。雑味がないナチュラルレザーでラグジュアリーな雰囲気を醸し出します。

ミドルノートではフローラルとレザーが出会います。アプリコットのフルーティーの残り香にジャスミン・サンバックが加わり、瑞々しいレザーノートに。そこにナルシスも加わることで、ナチュラルで優しい印象のレザーが香ります。

ラストノートではムスクがレザーに加わります。フルーティー・フローラルの残り香にムスクが加わることで、とても艶っぽい大人の雰囲気が包み込みます。

トップノートからレザーを感じられるのでメンズ香水っぽい印象に思うかもしれませんが、実際にはフルーティー・フローラルが出てくることでとても女性的な印象に。男性でも使えますが、ルイ・ヴィトンが似合う大人の女性にこそ付けてもらいたい高級感ある贅沢な香りです。

これこそが皮製品を多く出しているルイ・ヴィトンだからこそできる上質のレザーフレグランスでしょう。

Apogée(アポジェ)

 

旅先での雄大の自然の中での癒し、現実から離れた安らぎを感じさせるレディース香水。スズランなどのたくさんの花を使った、輝くようなフローラル。

スズランジャスミンマグノリアローズガイヤックウッドサンダルウッドが織りなす香水です。優雅に咲き誇る甘さを持ったフローラルにウッディが茎のように重なることで、フローラルの印象をさらに引き立てます。

瑞々しくフレッシュなスズランに始まるトップノート。次第にウッディで茎のような雰囲気が出てきてまさに花畑にいるような気持ちに。透明感あふれるピュアでフレッシュな印象で軽やかな香り立ち。甘くなりすぎない爽やかなフローラル、特に春夏に向けて重宝しそうな香りです。

Contre Moi(コントロモワ)

 

旅路で出会う男女の官能的な情熱を思わせるレディース香水。バニラにフレッシュさと温かみが加えられています。

マダガスカルタヒチ産のバニラオレンジフラワーローズマグノリアビターココアが織り交ぜられた香水です。

付け始めはフレッシュでグリーンな印象も。次第にバニラの甘さを感じるフローラルに。時間経過とともにバニラの甘さが強くなっていきますが、ビターココアの苦さも相まってバランスよく収まります。優しい印象の大人っぽい甘さを感じられるオリエンタルフローラルな印象。

持続時間は4時間くらいといったところ。グルマン系というほどではありませんが甘い印象なので寒い時期がおすすめです。

Matière Noire(マティエール・ノワール)

 

森の中を探索するようなウッディの神秘的な雰囲気と、そこで新たな発見をしたかのような光を思わせるフローラルが重なる魅惑的な雰囲気のレディース香水

パチュリアガーウッドブラックカラントに、ジャスミンナルシスといったホワイトフラワーのフローラルが織りなす香水です。

ウッディの香木のような神秘さと心穏やかになるオリエンタルな雰囲気に、ホワイトフローラルの爽やかさが加わり、瞑想にふける中なにか新しいひらめきがあったような印象。ほんのりと甘さもあり、それがさらに神秘的・魅惑的な雰囲気を際立てます。

始めはパチュリなどの一般的にはラストノートで使われる香りが出てくる不思議な香り。ここに違和感がある人もいるかもしれませんが、この香水の魅力はこの後の変化にあります。その後ではブラックカラントの甘酸っぱさが出てきて香りの印象を変えてくれます。

トップノートのウッディな印象が、ミドルノートでフルーティーな印象になり、一般的な変化とは逆の流れ。こういった不思議なところが「神秘的」と呼ばれる由縁でしょう。ラストノートまで、お香のようなウッディにフローラルや甘さなどを感じられます。

上品で透明感がある印象で、人によってはグリーンのような青さも感じられる、とらえどころがない不思議な神秘的な香水です。

Mille Feux(ミルフー)

 

完熟したフルーツのようなラズベリーカラーのヴィトンのレザーバッグを見たことでインスピレーションを得てつくられたレディース香水。ラズベリーとレザーの融合で織りなす独創的な印象、それは旅先の太陽や星空といった光り輝く様子を表現しています。

ラズベリーレザーの他にアプリコットオスマンサス(キンモクセイ)イリスサフランを加えた、とても女性的な香り。情熱的で光り輝く魅力的な女性を想わせる作品です。

レザーにフルーツを組み合わせるという、あまりないタイプの香水。フルーティーな甘さのあとに瑞々しく光り輝くような印象のフローラル。そしてスパイシーさがあるレザーの深みとイリスのパウダリーさが加わります。

香りの変化も大きく、シリーズの中でも一番印象に残る香水と言われています。

Le Jour Se Lève(ルジュール・スレーヴ)

※作成中

2018年3月より日本を含む世界各国で先行販売開始。

さいごに

ルイ・ヴィトン

今回はルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)の70年ぶりのフレグランスコレクション「レ・パルファン ルイ・ヴィトン(Les Parfums Louis Vuitton)」のアイテムを紹介しました。

旅行者用鞄専門店を開くなど、旅行者の気持ちに寄り添ったビジネスを展開してきたルイ・ヴィトンだけあって、旅をテーマにしたコレクションとなっています。調香師のジャック・キャヴァリエ氏も香りの考え出すにあたって様々なところに出かけていきました。

そして革製品を多く出しているブランドだけあって、上質なレザーをそれぞれのフレグランスに織り交ぜた、とても個性的な香水になっています。ですが、個性的と言っても使いにくい癖があるわけではなく、とっても馴染みやすいアイテムになっています。

それは旅行が人々にとって身近なレジャーであるように、香水も身近で使いやすいものであるということを示しているのではないでしょうか。

そして身近でありながら特別な思い出や経験ができるのが旅行の醍醐味。香水も同じく、特別な想いを纏えるように上質な製品に仕上がっています。その想いは70年ぶりに香水を作るにあたって最初にしたことが、材料となる花の花畑の購入から始めるくらい。

そんな想いが込められた上質な香りを纏って、人生という旅路を特別な上質なものにしていきましょう。

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