ルイ・ヴィトンの香水コレクション『Les Parfums Louis Vuitton(レ・パルファン ルイ・ヴィトン)』

ルイ・ヴィトンの香水コレクション『Les Parfums Louis Vuitton(レ・パルファン ルイ・ヴィトン)』

世界的な有名ブランド「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」が、2016年にフレグランスコレクション「レ・パルファン ルイ・ヴィトン(Les Parfums Louis Vuitton)」を発表しました。

なんでも、香水を発表するのは70年ぶりだとかで、口コミでも話題となっています。

また、価格からも分かるように、あらゆるブランドの中でも最高級な部類に位置しています。高いから良いというわけでは決してありませんが、どれも3万円以上もするのは驚きですね。

この記事では、そんなルイ・ヴィトンの新作香水『レ・パルファン ルイ・ヴィトン』について、ラインナップ7アイテムそれぞれの特徴や香りを詳しくお届けしていきます。まずはコレクションのテーマからチェックしていきましょう。



レ・パルファン ルイ・ヴィトン(Les Parfums Louis Vuitton)のテーマ

レ・パルファン ルイ・ヴィトン(Les Parfums Louis Vuitton)のテーマ

コレクションのテーマは「旅」。ブランド創始者ルイ・ヴィトンが、富裕層が旅行する際の荷造り職人から名を馳せたこと、世界初の旅行用鞄専門店を開いたこと、そして軽量トランクを発売して発展していったこと、そういった「旅」に縁があるブランドならではのテーマです。

旅行者の気持ちに寄り添ったビジネスを展開してきたからこその「旅」をテーマにしたコレクションとなっています。

マスター調香師は、 世界三大調香師と言われるジャック・キャヴァリエ氏。親子三代に渡るパフューマーの家系で、「イッセイ ミヤケ」の『ロー ドゥ イッセイ』や「ブルガリ」の『ブルガリ プールオム』などを作った人物でもあります。

その彼が2012年から4年の歳月をかけ、世界中を旅して得られたインスピレーションを元に7つの香水が発表されました。革製品のルイ・ヴィトンらしく、すべての香水にレザーを感じさせる、とても個性的な香水になっています。

ですが、個性的と言っても使いにくい癖があるわけではなく、とっても馴染みやすいになっています。

それではその7つの香水を順番にチェックしてみましょう。

Rose des Vents(ローズ・デ・ヴァン)

ローズ・デ・ヴァンは英語にするとウィンドローズ。風のバラは「風配図」を意味していて、ある地点の風の向きや強さを表した図のこと。まさに旅に必要な羅針盤的存在です。

そんな言葉を冠したこのフレグランスは、シリーズの中でも口コミ一番人気で、ジャック・キャヴァリエ氏が「First baby」と呼んだくらいの思い入れがある作品です。

グラース・トルコ・ブルガリアの3種類のローズイリスシダーペッパーで織りなす輝きのあるレディース香水

3種類のローズを使っていても、重くて生々しい印象ではありません。フルーツを感じるトップノートで軽やかなローズフローラル。そしてイリスのパウダリーなフローラルにシダーが優しい雰囲気を加えます。そこにペッパーのスパイシーさがアクセントとして加わります。

フルーティーな可愛らしいローズに始まりますが、パウダリーやスパイシーが加わることで可愛いだけではない落ち着いた雰囲気も出てきます。爽やかで気品ある女性的な香りで、高級柔軟剤と思うくらい軽やかで明るい印象です。

Turbulences(タービュランス)

花の中でも最も香り立つというチュベローズに、瑞々しいジャスミンレザーを加えた魅惑的なレディース香水。グラースの畑に咲き誇るチュベローズを散歩中に見てインスピレーション得てつくられたものだとか。

しっかりとした濃密なホワイトフローラルで、艶のあるチュベローズと瑞々しさと甘さのあるジャスミンがうまく調和して、妖艶さと清廉さが同居している不思議な個性を持っています。

そこにレザーのスパイシーさがうまく融合した、濃厚でありながらもそういった印象を与えない、奥深くて高貴な雰囲気があります。

甘さがありながらもスパイシーさを感じさせる大人の女性のフレグランス。調香師の腕もさることながら、上質な素材を使っているからこそ出せる雰囲気です。

チュベローズを使った他社の香水とは違った独特な個性がありますが、やはりそれはレザーによるものでしょうか。

Dans la Peau(ダン・ラ・ポー)

ヴィトンの革工場に足を運んで、そこでの川の匂いにインスピレーションを受けてつくられたレディース香水。まさにヴィトンのために造り上げられたと言えるのではないでしょうか。

甘さのあるアプリコットに、グラース産ジャスミン中国産サンバックを使用。そしてナチュラルレザーが加わり、続いてナルシスムスクが感じられます。

フルーティーでありながらレザーも感じられるトップノート。酸味と甘みがあるアプリコットにナチュラルレザーがバランスよくまとまっています。雑味がないナチュラルレザーでラグジュアリーな雰囲気を醸し出します。

ミドルノートではフローラルとレザーが出会います。アプリコットのフルーティーの残り香にジャスミン・サンバックが加わり、瑞々しいレザーノートに。そこにナルシスも加わることで、ナチュラルで優しいレザーが香ります。

ラストノートではムスクがレザーに加わります。フルーティー・フローラルの残り香にムスクが加わることで、とても艶っぽい大人な雰囲気が包み込みます。

トップノートからレザーを感じられるのでメンズっぽい印象に思うかもしれませんが、実際にはフルーティー・フローラルが出てくることでとてもフェミニンに。男性でも使えますが大人の女性にこそ付けてもらいたい高級感ある贅沢なフレグランスです。

これこそが皮製品を多く出しているルイ・ヴィトンだからこそできる上質のレザーフレグランスでしょう。

Apogée(アポジェ)

旅先での雄大の自然の中での癒し、現実から離れた安らぎを感じさせるレディース香水。スズランなどのたくさんの花を使った、輝くフローラル。

スズランジャスミンマグノリアローズガイヤックウッドサンダルウッドが織りなすフレグランスです。優雅に咲き誇る甘さを持ったフローラルにウッディが茎のように重なることで、フローラルをさらに引き立てます。

瑞々しくフレッシュなスズランに始まるトップノート。次第にウッディな雰囲気が出てきてまさに花畑にいるような気持ちに。透明感あふれるピュアでフレッシュで軽やかな香り立ち。甘くなりすぎない爽やかなフローラル、特に春夏に向けて重宝しそうです。

Contre Moi(コントロモワ)

旅路で出会う男女の官能的な情熱を思わせるレディース香水。バニラにフレッシュさと温かみが加えられています。

マダガスカルタヒチ産のバニラオレンジフラワーローズマグノリアビターココアが織り交ぜられたフレグランスです。

付け始めはフレッシュでグリーン。次第にバニラの甘さを感じるフローラルに。時間経過とともにバニラの甘さが強くなっていきますが、ビターココアの苦さも相まってバランスよく収まります。優しい大人っぽい甘さを感じられるオリエンタルフローラル。

持続時間は4時間くらいといったところ。グルマン系というほどではありませんが甘いので寒い時期がおすすめです。

Matière Noire(マティエール・ノワール)

森の中を探索するようなウッディの神秘的な雰囲気と、そこで新たな発見をしたかのような光を思わせるフローラルが重なる魅惑的なレディース香水

パチュリアガーウッドブラックカラントに、ジャスミンナルシスといったホワイトフラワーのフローラル。

ウッディの香木の神秘さと心穏やかになるオリエンタルな雰囲気に、ホワイトフローラルの爽やかさが加わり、瞑想にふける中なにか新しいひらめきがあったような印象。ほんのりと甘さもあり、それがさらに神秘的・魅惑的を際立てます。

始めはパチュリなどの一般的にはラストノートで使われる香りが出てくる不思議な印象。ここに違和感がある人もいるかもしれませんが、本当の魅力はこの後の変化にあります。その後ではブラックカラントの甘酸っぱさが出てきて香りに変化をもたらします。

トップノートのウッディがミドルノートでフルーティーになり、一般的な変化とは逆の流れ。こういった不思議なところが「神秘的」と呼ばれる由縁でしょう。ラストノートまで、お香のようなウッディにフローラルや甘さなどを感じられます。

上品で透明感があり、人によってはグリーンの青さも感じられる、とらえどころがない不思議な神秘的です。

Mille Feux(ミルフー)

完熟したフルーツのようなラズベリーカラーのレザーバッグを見たことでインスピレーションを得てつくられたレディース香水。ラズベリーとレザーの融合で織りなす独創的な印象、それは旅先の太陽や星空といった光り輝く様子を表現しています。

ラズベリーレザーの他にアプリコットオスマンサス(キンモクセイ)イリスサフランを加えた、とてもフェミニンなフレグランス。情熱的で光り輝く魅力的な女性を想わせる作品です。

レザーにフルーツを組み合わせるという、あまりないタイプ。フルーティーな甘さのあとに瑞々しく光り輝くフローラル。そしてスパイシーさがあるレザーの深みとイリスのパウダリーさが加わります。

香りの変化も大きく、シリーズの中でも一番記憶に残ると口コミで言われています。

Le Jour Se Lève(ルジュール・スレーヴ)

さいごに

今回はルイ・ヴィトンの70年ぶりのフレグランスコレクション「レ・パルファン ルイ・ヴィトン(Les Parfums Louis Vuitton)」のラインナップ7アイテムを紹介しました。

特別な思い出や経験ができるのが旅行の醍醐味。香水も同じく、特別な想いを纏えるように上質な製品に仕上がっています。その想いは70年ぶりに製作するにあたって最初にしたことが、材料となる花の花畑の購入から始めるくらい。

ルイ・ヴィトンの長年の想いが込められた香水をぜひ試してみて下さい。ちょっと価格がネックですが、特別な人へのプレゼントにおすすめ!

こちらも併せてチェック!