フランスの化粧品メーカー『ランコム(LANCÔME)』。創業以来、女性の魅力を引き出す製品をリリースし続けている人気ブランドで、ジュリア・ロバーツなど名だたる女優やモデルを起用して、常に女性の美の最先端を切り拓いてきました。
創業者が調香師だったということもあり、原材料にこだわって作られていますし、フレグランスは可愛らしさやセクシーさなど様々な要素で女性を彩ってくれるものばかり。
男性からの評価も高く、「男性ウケNo.1」とも言われています。もっと自分を魅力的にみせたい人や意中の男性にアピールする一手を探している人におすすめのブランドです。
今回はランコムのなかで特に人気が高い香水だけを厳選して紹介します。この中ならどれも人気がありますからハズレを引くことはありません。
ラインナップされているものはすべてレディース香水ですが、見た目の良さからプレゼントにもおすすめ。女性への贈り物を考えている男性も是非チェックしていってくださいね。
製品紹介に行く前に、簡単にランコムの香水の特徴を紹介しておきたいと思います。
PR:【an・an掲載】たまらない…と、彼にドキドキの衝動『ベッド専用香水』
ランコムの香水はハイクオリティなものばかり!
冒頭でも触れたように、創業者は調香師をしていました。つまりは香りのプロです。だからこそ、原材料にはこだわって作っていますし、できあがった製品は繊細で優雅なものばかり。創業者本人が香りに詳しいわけですから、製品のクオリティが高いのも納得ですね。
バリエーションは多く、フローラルやフルーティーを基本にした女性的なフレグランスはもちろん、ムスクなどを使ってセクシーさを出せるものなど、幅広いタイプの香水を作ってきました。特にローズを使ったものは、エレガントで大人な雰囲気を出せると人気です。
ボトルも可愛らしいデザインなのが魅力。飾っておいて様になるボトルは部屋に置いておくだけで気持ちが上がりますし、プレゼントとしても贈りやすいです。製品名にポジティブな言葉が使われているのもメッセージ性があっていいですよね。
それでは製品紹介にいきましょう。
トレゾァ(Tresor)
フランス語で「宝物」という意味の言葉を製品名にしている、90年代を代表する名香のひとつ。もともとのオリジナルに当たる作品は1952年に発売されたのですが、それを1990年にリニューアルしました。そして現在に至るまで人気であり続けているランコムを代表する香水です。
- 調香師:ソフィア・グロスマン
- 香調:フローラル、セミオリエンタル
- トップノート… パイナップル・ライラック・ピーチ・アプリコットブロッサム・ミュゲ・ベルガモット・ローズ
- ミドルノート…イリス・ヘリオトロープ・ジャスミン・ローズ
- ラストノート…アプリコット・ サンダルウッド・アンバー・ムスク・バニラ・ピーチ
トップノートはフルーツの可愛らしさと深みが加わっているローズフローラルですが、ミドルノートになるとイリスのパウダリーが加わり、上品なフローラルに変わります。ラストノートはバニラやピーチで色気のある甘さになります。
全体を通してはクラシカルなところがありながらも、ソフィア・グロスマンが得意なローズに、アプリコットやピーチが加わることで可愛らしさもアピールできます。このクラシカルと可愛らしさのバランスの良さから、いろんな年代の人に受け入れられる名香となったんだと思います。それに男性からも評価が高いです。
また人気があるのは中身だけではありません。美しいボトルも女性の心を惹きつけます。逆三角形型で丸みのある段差になっているデザイン。綺麗でもあり可愛くもある、なんともいえない魅力がありますよね。
またこの段差によって中身も綺麗に見えるので、より一層きらびやか。キャップのカットもそれに合わせてあって、「宝物」の名に恥じない美しいデザインになっています。
トレゾァの口コミ
トレゾァ イン ラブ(Tresor IN LOVE)
2010年に発売された、トレゾァのアレンジ作品です。その香調はより若々しく現代的になっていて、使いやすさもさらに良くなっています。
名前が「イン ラブ」となっているだけあって、恋心を思わせるキュートな香り。公式HPには【恋をした最初の日を思い出す香り】というキャッチコピーを載せているくらいです。
- 調香師:ドミニク・ロピオン、ヴェロニク・ニーベルグ
- 香調:フローラル、フルーティー
- トップノート…ベルガモット・ピンクペッパー・ペアー・ネクタリン
- ミドルノート…ジャスミン・タイフローズ・バイオレット・ピーチ
- ラストノート…ムスク・シダー
トップノートはネクタリンをはじめとする、とろけるようなフルーティーで始まります。次第にジャスミンやローズの優雅さを持ったフローラルのミドルノートになり、ラストノートはムスクとシダーの凛としたアクセントを可愛らしさに付け加えます。
全体を通しては、オリジナルのクラシカルなところが弱まり、その分フレッシュさが強くなっています。若々しくアレンジされていますが、若者にしか似合わないというわけではありません。キャッチコピーの通り、キャリアを積んだ女性が付けても恋をした最初の日を思い出す香りになるでしょう。
ボトルのデザインはオリジナルと変わって細長くなっていますが、こちらはこちらなりのエレガントさがあるシェイプです。見た目もいいですし、持ち運びにも便利です。首にあるバラもポイント高いです。
トレゾァ イン ラブの口コミ
トレゾァ ミッドナイトローズ(Tresor MIDNIGHT ROSE)
イン ラブを、より魅惑的になるようにアレンジを加えたバージョンで、2011年に発売されました。ボトル形状はイン ラブをそのまま受け継いでいて、色合いは名前のミッドナイトを思わせる艶やかな印象の紫色のグラデーションになっています。
- 調香師:アン・フリッポ
- 香調:フルーティー、フローラル
- トップノート…ローズアブソリュート・ラズベリー
- ミドルノート…ジャスミン・ピオニー・カシス・ピンクペッパー
- ラストノート…ムスク・バージニアシダー・バニラ
まさに小悪魔的な甘い誘惑の香りに仕上がっています。トレゾァシリーズの特徴であるローズにラズベリーが加わるトップノートに始まり、ミドルノートではフルーティー&フローラルではあるけれども、ただ甘いだけじゃないかっこよさもアクセントとして加わります。ラストノートになるとムスクやバニラで妖艶さを演出します。
全体的に甘く魅惑的な印象になるので、季節的には冬、時間帯的には夜にむいています。夜のデートなど自分を魅力的にみせたい時におすすめです。
トレゾァ ミッドナイトローズの口コミ
ミ・ラ・ク(miracle)
トレゾァと並んで日本でもロングセラーを続けている、ランコムを代表する作品です。製品名は「奇跡」という意味で、英語だとミラクルですがフランス語だとミラクになります。
発売は2000年で、翌年から21世紀になるというタイミングで発表されたということも関係あるのでしょうか。可愛らしさもありながら凛々しい雰囲気も持ち合わせている現代的な女性像を思わせます。
- 調香師:ハリー・フレモン、アルベルト・モリアス
- 香調:スパイシー、フローラル
- トップノート…ライチ・フリージア
- ミドルノート…マグノリア・ジンジャー・オレンジ・ペッパー
- ラストノート…ジャスミン・アンバー・ムスク
トップノートはフルーティーとフローラルで爽やかに始まり、ミドルノートになるとジンジャーやペッパーのスパイシーさが加わり引き締まります。ラストノートではアンバーやムスクにジャスミンが加わり、フェミニンな甘さと安らぎを覚えます。
特にミドルノートにスパイスが利いていることで、フェミニンな中にも凛としていて大人っぽい一面が加わります。オフィスでも使いやすい軽さなので、まさに21世紀に活躍する女性のためにつくられた香水といえますね。
ミ・ラ・クの口コミ
ミ・ラ・ク ブラッサム(miracle Blossom)
人気のミ・ラ・クのラインから2016年に出た、オリジナルをよりフェミニンにアレンジした作品です。名前の通りにオリジナルよりもフローラルが印象的になっていて、よりエレガントさを出してくれます。
- 香調:フルーティー、フローラル
- トップノート…グラニースミスアップル・マンダリンオレンジ・ライチ
- ミドルノート…ローズ・ジャスミン・ピオニー
- ラストノート…サンダルウッド・ムスク
トップノートは、オリジナルでも使われているライチの他にアップルやマンダリンも加わりフレッシュなフルーティーで始まります。そしてミドルノートではローズをはじめとするフローラルへと変化。スパイシーさがない分ふんわりとした花の香りを感じられます。ラストノートではサンダルウッドとムスクで、温かみと色気を引き立てます。
ミ・ラ・ク ブラッサムの口コミ
ラヴィエベル(La vie est belle)
トレゾァとミ・ラ・クに続くランコムの香水三本柱のひとつが、このラヴィエベルです。発売は2012年で、日本では他の二つに比べると若干知名度が弱いですが、本場ヨーロッパでは大人気となった作品です。それもそのはず、3人の一流調香師が3年近くの歳月を費やし、5000種類ほどつくった物の中から選ばれた香りなんです。
ラヴィエベルとはフランス語で「人生は美しい」という意味で、とても前向きなメッセージが込められている作品です。
- 調香師:オルヴィエ・ポルジュ、ドミニク・ロピオン、アン・フリッポ
- 香調:フロリエンタル
- トップノート…ブラックカラント・洋ナシ
- ミドルノート…イリス・ジャスミン・オレンジブロッサム
- ラストノート…パチュリ・トンカビーン・バニラ・プラリネ
ブラックカラントや洋ナシのジューシーなフルーティーノートで始まり、ミドルノートでは貴重なイリスにジャスミンとオレンジブロッサムが加わった、とても豪華なフローラルノートになります。ラストノートはパチュリが深みを与えながらも、バニラなどでパウダリーでグルマン系の甘さが出てきて色気も演出します。
公式HPで【思わず微笑みがこぼれる自由の香り】と書いてあるくらい、嗅いでいるだけで幸せな気持ちにさせてくれる逸品です。
中身だけでなくボトルもクオリティが高いデザインになっています。このボトルをつくるために、なんと63年もの歳月を費やしたんだとか。四角いクリスタルの中に、思わず微笑んでしまう香りが閉じ込められています。
ラヴィエベルの口コミ
ラヴィエベル フラワーズ オブ ハピネス(La vie est belle FLOWERS OF HAPPINESS)
ラヴィエベル フラワーズ オブ ハピネス オー ドゥ パルファン
オリジナルのヒットを受けてシリーズ品がいくつか出ましたが、その中で一番注目したいのが、2018年10月に発売された、この「フラワーズ オブ ハピネス」です。
オリジナルはヨーロッパでこそメガヒットを記録しましたが、文化が違うアジア圏では同様のヒットとまでは至りませんでした。そこでアジア文化でも使いやすいようにライトにアレンジしたのがこの作品なんです。
- 香調:フレッシュ・フローラル
- トップノート…ペアー・ベルガモット・シトラス
- ミドルノート…ジャスミン・ローズ・ピオニー・リリーオブザバレー(スズラン)
- ラストノート…ムスク・サンダルウッド
グリーン系も加わったフレッシュなフルーティーノートで始まり、ミドルノートでは4種類の花による、幸せな気持ちにさせてくれるフローラルブーケが包み込みます。ラストノートはムスクとサンダルウッドの余韻が大人の色気を際立たせます。
アジア向けにライトになっているだけあって、オリジナルと同じオードパルファムですが、こちらの方が使いやすい強さになっています。
ボトル形状はオリジナルと同じですが、さらにキラキラと輝くような加工が加えられているので、より一層豪華になっています。
ラヴィエベル フラワーズ オブ ハピネスの口コミ
まとめ
今回は美を追求し続けるブランド『ランコム』の人気香水を厳選して紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
スキンケアやコスメで女性の評価が高いブランドだけに、女性の魅力を引き出して、より高めるその実力は申し分ありません。すれ違ったときに素敵な香りがすれば、周囲の人も幸せになれるし、褒めてもらえれば付けた人も嬉しいですよね。それを叶えられるのがランコムの香水なんです。
そして、香りだけではなくてボトルデザインやネーミングセンスでも女性の心を掴んでいますので、女性へのプレゼントで香水を検討している男性にもおすすめです。
コメント