日本で愛用されている香水はフランスやイタリアなどのヨーロッパブランドが多いですが、今回紹介する『エリザベスアーデン(Elizabeth Arden)』はアメリカの人気フレグランスブランドです。
同社の『グリーンティー オードトワレ』は日本でもとても人気があり、製品名に「グリーンティー」とあるのでなんとなく日本人にも馴染めそうなフレグランス。
一体どんな香水なのでしょうか。製品の特徴やその香り、使用者の口コミをまとめましたのでぜひ参考にしてみて下さい。
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エリザベスアーデン『グリーンティー オードトワレ』
まず香りについてですが、口コミを参考にしてイメージしてみると分かりやすいかもしれません。
- 清々しい
- 甘ずぎず爽やか系
- さわやかなグリーン
- お茶っぽい
- 甘めの紅茶
- きつくない爽やかさ
- ワンプッシュでお茶のような匂いが広がる
- 季節によって爽やかに香る
- 時間が経つとベルガモット、柑橘系
グリーンティーというネーミングからも分かるように「お茶(緑茶・抹茶)」そのままのイメージですね。柑橘系もあることから、紅茶・レモンティーみたいだと感じる人もいるようです。
ザックリと爽やかさが伝わってきますが、どれくらい爽やかかというと、このような表現をしている口コミを見つけました。
- やさしく包んでくれる感じ
- 自然いっぱいのきれいな空の香
まさにナチュラルなイメージで好感触と言えそうです。また、時間が経つと変化する香りについては、このように表現されています。
- スプレー直後はアルコール臭、すぐにフレグランスが広がって一瞬芸のよう。
- 付け始めはちょっとキツいかも。でも10分ほどしてすっごい良い感じになる。
では、実際にはどのような香り成分になっているのかをチェックしていきましょう。
グリーンティー オードトワレの香り成分
- トップノート…ベルガモット・レモン・オレンジ・ペパーミント
- ミドルノート…グリーンティー・ルバーブ・ジャスミン・セロリシード・カーネーション
- ラストノート…オークモス・アンバー・ムスク
柑橘系とペパーミントの爽やかなトップノートから始まり、緑茶やジャスミンなどのグリーン・フローラルのほんのりとした甘さを感じるミドルノートに続き、ラストノートはアンバーやムスクなどで落ち着いた雰囲気になります。
全体的な香調は、トップとミドルの爽やかさがメインで構成されています。
香りの持続性は低い
後ほど紹介する使用者の口コミにもありますが、 グリーンティー オードトワレは香りの持続性が低い、飛ぶのが早い と言われています。これは一見するとデメリットのようですが、メリットでもあります。
まず「オードトワレ」は香水の種類で、賦香率(ふこうりつ)という香料濃度によって呼び方が決められています。オードトワレは濃度が5~10%、持続時間は3~4時間程度とされています。
基本的には濃度が高ければ高いほど強くなり、その分持続します。長持ちというは嬉しいことではありますが、必要以上に強いのは逆に扱いづらいものとなります。
付けてすぐの状態でちょうど良い強さと、しばらく時間が経過してからやっとちょうど良くなるのでは、使いやすさを考えれば前者を選ぶのが普通ですよね。初見がキツ過ぎても嫌ですし、いつまでも消えないのも困りものです。
それだったら、グリーンティー オードトワレのような濃度が低いタイプをこまめに付け直すほうが扱いやすいと思いますが、いかがでしょうか?
1日あたり12時間ぐらいを目安に持続させたい場合は2~3回付け直す必要があります。朝家を出たら、お昼と夕方ぐらいのイメージですね。この場合、本体を持ち歩くのは不便があるので、アトマイザーを利用すると便利ですよ。
持続性は香りの種類によっても変化する
また、香りそのものの種類によっても持続性は変わってきます。 香りには消えやすいものと残りやすいものがあり、一般的にはフルーティーやフローラルなどのフレッシュなものほど香りの立ち上がりが早く、消えるのもまた早いです。逆にバニラやムスクなどの濃厚なフレグランスは、立ち上がりが遅いもののいつまでも残ります。
香りの時系列にトップノート、ミドルノート、ラストノートがあるのは、このように 香りの種類によって持続性の時差があるからです。つまり時間経過とともに残る香りによって全体像も変化していきます。
グリーンティー オードトワレを構成している全体的な香調は、柑橘系・フローラル・緑茶などによる 「爽やかなフレグランス」。それに加えてさほど濃度が高くないオードトワレの分類ですから、持続性に関しては長持ちしません。
グリーンティー オードトワレはメンズ?レディース?
エリザベスアーデンの公式発表によると、グリーンティー オードトワレはレディースに分類されています。しかし、実際に使っている人からは以下のような口コミが多数見受けられました。
- 20代女性、ずっとお気に入りです。
- 男性ですが愛用しています。
- 彼氏がこの香水だけは好きっていう。
- 彼氏へのプレゼントとして購入。
- 彼女にも男友達にも好評。
- 会社の男性上司からいい匂いがするといわれた。
- 夫婦で使っている。
- 使っていたら、夫も使い始めた。
このような口コミが多いことから、老若男女から愛されているユニセックス(男女兼用)なフレグランスであることが分かります。クセがなく誰にでも使いやすいと言えそうですね。
昨今はメンズ・レディースの境界なく愛されている中性的な香水も増えてきているので、あまり性別にこだわる必要はなさそうです。
グリーンティー オードトワレの使い方
グリーンティー オードトワレのいろんな使い方も口コミからピックアップしてみました。
- 朝はワンプッシュしてから通勤している。
- 下着にスプレーしておくと、1日中持続する。
- 寝る前に枕元にスプレーしています。
- お風呂上りにひと吹き。
- カーテンにスプレーすると、部屋の中にいい感じに広がる。
- 安価なので複数本買って、持ち歩き用と自宅用で分けている。
- ここぞという場面の直前に使う。
- デートに付けて行く。
香水なので普通は人に付けるだけですが、その使い方や用途は使用者それぞれのようですね。ルームフレグランスとして使っている人も少なくないようです。安いからか、芳香剤代わりの感覚なのでしょうか。
付け方に関してはこちらの記事も参考にしてみてください。
香水ビギナーにもおすすめ
香水にまだ慣れていない人だと、どのようなものを使えばいいのか、どのような付け方をすればいいのか、わからないことだらけだと思います。そういう人でも使いやすくておすすめなのがこの製品です。
上でも書きました通り「オードトワレ」という分類なので、強くなくて持続性が低いという特徴を持っています。だから、「不慣れな故に付けすぎてしまった」という場合でも、きつすぎる香りで迷惑をかけるという心配が少なく、あまり持続しないのでリセットもしやすいんです。
それに、爽やかなフレグランスで老若男女に受け入れられるユニセックスタイプというのも大きく関係しています。せっかく香水をつけるのだから、しっかりと個性を演出して「これが私の香り」と認識してもらいたい人は多いと思います。
でもまだ不慣れな人だと、分量がわからずにつけてしまい、個性どころか香害になることがあり得るわけです。でも万人受けするこのフレグランスだったら、万が一付けすぎたとしても、「ちょっと強いかも」と思われる程度で香害になるような失敗はありません。
このように、強くなくて持続も短く、そして香り自体が誰からも好感を持たれるので、ビギナーさんが慣れるために使うのにはもってこいの製品なんです。
愛用者がとても多い
これだけ使いやすいフレグランスですから、初心者だけでなく熟練者でも愛用者が多くいます。2000年に発売された製品なのですが、今なお人気であり続けていますから、いかに愛用者が多いかわかりますよね。「エリザベスアーデンのフレグランスで一番のヒット作品」とまで言われているくらいですから。
このように人気であり続けているのは、初心者でも使える使い勝手の良さで好感度が高いというのが理由だと思います。特に日本はきつめのタイプが敬遠されがちなので、軽やかなものは受けがいいようです。
まず、TPOを選ばずに付けて行けるのが大きなメリット。職場によっては強いものだと周りに迷惑になるかもしれませんが、グリーンティー オードトワレだったらそんな心配はありません。食事の時に香っても邪魔にならないですし、デートのときに付けて行っても相手に好感を持たれます。
それに上でルームフレグランスとして使っている人がいると紹介しましたが、部屋がくつろげるスペースにかわるのであれば何度もリピートしたくなるのも当然ですよね。
また寝る前に付けたり枕元に吹いたりする人も少なくないですから、「くつろぐタイミングで使うフレグランスの定番中の定番」と言えるのではないでしょうか。
グリーンティー オードトワレの口コミ
まず、気に入っている愛用者の口コミをその理由とともに紹介します。
- やっと自分に合うものを見つけた。
- 香水っぽい強さがないのが良い。
- きつくないので使いやすい。
- イヤな印象が全くない。
- このシリーズのボディクリームも好き。
- ベルガモットに変化するのが好き。
- 朝と職場帰りに気分転換のタイミングで付ける。
- 好きな芸能人が使っていると知り、買ってみたら思ってた以上に良い香りだった。
香水はいろいろ試しているうちにこれだという自分のお気に入りを見付け出せるものです。逆に最初は良いと思って使っていても、やがて飽きてしまうことも少なくありません。
そういう意味ではグリーンティーは変なクセがなく、気付いたらハマってしまって長年愛用しているという方が少なくないようです。やはり日本人に馴染みのある匂いだからでしょうか。
香りの持続性以外はパーフェクトという声もありました。それまで使っていたものと比べて持続性には多少の不満があるけれど、その不満を打ち消すぐらいに好きな香りだったようです。
なお、価格については否定的な声はまったくと言っていいほどありませんでした。
- 安く買えて大満足です。
- 値段が手ごろなのが嬉しい。
- 大容量で低価格だから、気軽にどんどん使える。アトマイザーで持ち歩いています。
- 100mlもあるとかなり長期間使える。
- 価格と量を比較するとコスパがMAXに良過ぎる。
「安いは正義!」ですね。他にもいろいろな口コミがありますので、ちょっとしたエピソードがあるものをいくつか紹介してみたいと思います。
使ってみたけど合わなかったという口コミも
グリーンティー オードトワレがどうしても自分には合わなかったという口コミもいくつかありました。これはどの香水でも同じことが言えますが、香りというのは個人によって好みがあるわけです。
だから、どれだけ万人受けするものだと言われていても、否定的な意見があるのは仕方がないことです。ではどんなところが好きじゃなかったのか、その理由もピックアップしてみました。まずは香りの点から。
- 芳香剤をイメージしてしまう。
- 酸味の強い匂いが好みではない。
- 部屋用には合わない。
- 安っぽいニオイがする。
- 皮の手袋を付けての仕事なので、匂いが混じって気持ち悪くなる。
続いて持続時間については、こんな不満がありました。
- 飛ぶのが早すぎる。
- あまり長続きしない。
- 1日のうちに何度も付け直さないといけない。
- 持続性だけが唯一の欠点。
- オードトワレなのに、オーデコロンくらい薄い。
先述したように、やはり持続性に関してはデメリットでもありメリットでもありますので、一概に悪いとは言えません。香り自体は気に入っているのであれば、アトマイザーで持ち歩いて付け直す、などの対処法もありますからね。
エリザベスアーデンの香水『グリーンティーオードトワレ』まとめ
今回はエリザベスアーデンの人気香水『グリーンティー オードトワレ』について、口コミをベースに紹介しました。
どのフレグランスにも同じことが言えますが、やはり「好き」と「苦手」と分かれます。香りは嗜好性が高いものなので当然と言えば当然のことなのですが、これに関しては「好き」という口コミが圧倒的に多かったです。
やはり価格が安くて気軽に試せることも影響していると思われます。コスパにおいてはこれ以上の香水はなかなか存在しないと言えるかもしれませんね。
実際に購入してみて、もしイメージしていたのと違ったとしても、万人受けするフレグランスであることは間違いないので、TPOで使い分けはできるかと思います。普段の香水に飽きたらたまに変えてみたり、季節によって変えてみたり、仕事とプライベートで使い分けてみたり。
上級者ともなると、その日の天候によっても使い分けるそうです。それに仕事でプレゼンがある時や好きな人とデートする時など、緊張感の高まるシーンにもおすすめだそうです。
なお、同シリーズの 『グリーンティー ハニードロップ ボディクリーム』 もかなり評判が良い製品となっています。香水と一緒に使っているという人もいますので、ぜひ併せてチェックしてみて下さい。
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