世界中の女性から愛されているフランスのファッションブランド「クロエ（Chloé）」。高級素材を使用した既製服を世に広めたパイオニア的存在です。発表しているアイテムは高級服だけでなく、バッグや小物類、そして化粧品や香水と幅広く手掛けています。
2008年に発売されたレディース香水「クロエ オードパルファム」が絶対的一番人気。「クロエ」と言ったら、この「クロエ オードパルファム」を指すぐらいブランドを代表していますが、実はそれ以外にも魅力的な香水がたくさんあるんです。
今回は、「付けているだけでモテる」「THE モテ香水」と称えられるほどのクロエの人気香水をまとめてご紹介します。最後にブランドルーツもまとめましたので、ぜひ知識を深めてみて下さい。それではどうぞ。
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まずはクロエのブランドルーツをおさらい！
創立者のギャビー・アギヨンは1921年エジプト生まれ。富裕層の家庭で育ち、その自宅ではパリの最先端の服を作らせていたとか。パリのエレガンスを身につけやすい環境で育ち、そして18歳でパリに留学。様々な芸術家と親睦を深める中、幼少期に身に着けた感性に磨きをかけ、 1952年にクロエを設立するに至ります。
ブランド名の由来は、古代小説『ダフニスとクロエにまつわる牧人風のレスボス物語』を原作にするバレエ音楽 『ダフニスとクロエ』の主人公からとったもの。主人公の魅力がブランドイメージに合っているからとったものです。
ブランドのコンセプトは 「ラグジュアリー・プレタポルテ」 で「贅沢な既製品」という意味になります。当時の衣服と言えば、富裕層は高級店で自分に合ったものをつくってもらうオーダーメイドで、一般層はそれらよりクオリティが下がる模倣品を着ていました。そのギャップを埋めようとしたのがクロエです。
クオリティの高い生地を使った着心地もいい既製品を作り、着心地なども追及し女性の魅力を引き出せるものを作成。それが世の中に評価され、瞬く間に人気ブランドになります。高級素材を使用した既製品を世の中に広めていった第一人者のブランドと言えますね。
「香水好きの女性なら、クロエの香水を1回は使ったことがあるはずだ」と言われるほどです。
クロエ オードパルファム
「クロエと言えばコレ」というぐらい代表する看板香水。人気がありすぎて 「街を歩けばこの匂いを嗅ぐ」と言われるほど一世を風靡しました。そのことで世に認知され、新作のたびに話題になるほどの有名ブランドになりました。
2008年の発売からその人気はすさまじく、 @cosmeベストコスメ大賞フレグランス部門において、2008年に3位、2009年と2010年に1位を獲得、そして2011年に殿堂入り。発売からまたたく間にトップ街道を走り抜け、10年以上経った現在でもその人気は絶えず、常にトップクラスに君臨し続けています。Amazonでもアマゾンチョイスに選ばれているくらいですからね。
- 香調：フレッシュ、フローラル
- トップノート…ピオニー・ライチ・フリージア
- ミドルノート…マグノリア・ローズ・リリーオブバレー
- ラストノート…ムスク・アンバー・シダーウッド
トップノートは瑞々しく透明感のあるフレッシュさ。ミドルノートではローズを生かした優雅なフローラルが、ラストノートでは石鹸のような清潔感と落ち着きを感じさせます。
上品でふわっとした柔らかい感触でとってもフェミニン。きつさもないので強いフレグランスが苦手だという人でも使いやすいと人気です。清楚でありながら可愛らしさも備えた大人を演出。仕事でもプライベートでも好印象を与えられますよ。
オードパルファムなので朝付けて出かけても夕方まで残っています。逆に強く出ないように注意が必要ですね。
クロエ オードパルファムの口コミ
クロエ オードパルファムの香りをアレンジした「アブソリュ ドゥ パルファム（ABSOLU DE PARFUM）」
クロエ オードパルファムの10周年を記念して限定発売された「アブソリュ ドゥ パルファム」。クロエ オードパルファムの香りをベースにしてアレンジしたフレグランスです。より濃度の高く芳醇なローズフレグランスを楽しめます。
抑えきれないほど魅力的な、クロエのオリジナルを濃密にした香り。
ダマスクローズの深みのある濃密の香りを今まで以上に贅沢に使用するとともに、 グラース産セントフォリアローズをブレンド。そこにバニラアブソリュートの丸みのある滑らかな香りが広がりながら、パチョリがほんのり表情をのぞかせる香りは最も魅力的なクロエらしいフレグランス。
引用：Amazon商品紹介より
ローズ ド クロエ（ROSES DE CHLOE） オードトワレ
軽やかで豊かなローズの香り。ローズが好きな人に特におすすめ。
- トップノート…ベルガモット・タラゴン・ライチ
- ミドルノート…ダマスクローズ・マグノリア・シダー
- ラストノート…ホワイトムスク・アンバー
ベルガモットが広がる柑橘系のトップノートにダマスクローズの瑞々しさが加わるミドルノート。ラストノートではアンバー、ホワイトムスクの優しさと温かさを感じられます。
まるでローズの花束を抱えたような気持ちにさせてくれます。バラのフローラルで大人の女性を演出できると評判です。発売は2013年で、ランクインなどの特別目立ったものはないものの、＠コスメで☆5.3の評価を得るなど、他の人気作品に引けを取らない実力を持っています。
ローズ ド クロエ オードトワレの口コミ
フルール ド パルファム（FLEUR DE PARFUM）
2016年に発売された、フェミニンで気品あふれるローズフレグランス。オードパルファムなどに比べれば知名度こそ若干劣りますが、評価は上々。＠コスメでは私がチェックしタイミングでは☆6.2もありました。
- トップノート…ヴァーベナフラワー
- ミドルノート…ローズ
- ラストノート…チェリーブロッサム
フルール ド パルファムは花の中でも最も柔らかく、その神髄ともいえる「花蕊(かずい)」だけで作られた贅沢なブーケ。
ベースとなるローズに、バーベナがフレッシュな清潔感を添え、繊細で贅沢なローズを引き立てます。それはまるで肌にまとう官能性の結晶のような香りです。
公式サイトには次のように特徴が紹介されています。
繊細でフェミニンな新しいフルール ド パルファムは、メゾンのフレグランスを象徴するローズの官能的で濃密な香りを漂わせます。
ローズの柔らかな香りと、ラズベリーを思わせる少し刺激的な香りが巧みに融合し、クラシカルでありながらもモダンな香りに。
ヴァーベナフラワーのトップノートが、フレッシュで輝きに満ちた若々しさを加え、繊細さを維持しながらリッチなローズのハートノートを昇華させます。
チェリーブロッサムのベースノートは、ミルクのようなアーモンドのノートを漂わせます。
引用：CHLOÉ
ラブストーリー（LOVE STORY） オードパルファム
程よい甘さでセクシーさをアピールできるフレグランス。名前の通りこれからの二人の関係を語り継いでいくのに欠かせない、忘れられないフレグランスです。
- トップノート…ネロリ
- ミドルノート…オレンジブロッサム・マダガスカルジャスミン
- ラストノート…ムスク・シダー
爽やかなネロリに始まり、フェミニンであり官能的でもあるホワイトフローラルへと続き、大人の女性の魅力が溢れます。
甘さも爽やかさも兼ね備えていて周りからの好感度もバッチリ。仕事の時に付けるのもいいですが、デートの時の方が女性的な部分をアピールできておすすめです。
主張しすぎるセクシーさではないので、嫌味になることなく大人の女性をアピールできます。女の子なイメージのものから一歩大人に進みたい人におすすめ。
観光名所の「ポンデザール橋で交わした愛の誓い」をコンセプトにしていて、その橋に付けられる南京錠をモチーフにしたボトルデザインも人気です。
ラブストーリー オードパルファムの口コミ
ラブストーリー オー センシュエル（LOVE STORY EAU SENSUELLE）オードパルファム
ラブストーリー オー センシュエル オードパルファム 50ml EDP
ラブストーリーシリーズの特徴であるオレンジブロッサムが、ヘリオトロープとサンダルウッドでロマンチックに甘く引き立てられている、上品さと楽しさを兼ね備えたオードパルファム。発売は2017年。
- トップノート…オレンジブロッサム
- ミドルノート…ヘリオトロープ
- ラストノート…サンダルウッド
パリが琥珀色に染まる夕暮れ時、無意識に彼を魅了してしまうパリジェンヌのセンシュアルさが表現されています。
公式サイトでの紹介は次の通り。
「オー センシュエル」は、「ラブストーリー」のオレンジブロッサムの香りを新たに表現した、エレガントでフェミニンなフレグランス。洗練された豊かな香りが溶け合い、これまでにない官能的なハーモニーを奏でます。
オレンジブロッサムのフローラルトーンに甘さを添えるのは、かすかにバニラの香りを帯びた快活なヘリオトロープ。サンダルウッドのベースノートが、ミルクのようなまろやかさとベルベットのような深みを感じさせます。
引用：CHLOÉ
ラブ クロエ（LOVE Chloe） オードパルファム
気品ある様子と官能的な雰囲気を併せ持った大人の女性のフレグランス。甘さを強調したものではなくすっきりとした印象を与えてくれます。
- トップノート…アフリカンオレンジブロッサム・ピンクペッパー、など
- ミドルノート…イリスアブソリュート・ライラック・ヒヤシンス・ウィステリアブロッサム、など
- ラストノート…パウダリームスク・ライスパウダー、など
甘さとスパイシーさがマッチしたフローラルにパウダリーが加わり、官能的な甘さに変わります。
クロエらしい上品な清潔感で、パウダリーと合わさって高級石鹸のよう。適度な甘さが加わることで、優しい甘さにもなれば、ちょっとした色気にも変わります。
甘さが強いわけではないので、嫌味を感じさせる色気にはなりません。スパイシーさがあるからでしょうか、「付けるとキリッとした気持ちになれる」と仕事場で使う人、営業に出かける前に付けて行く人がいるようです。
ラブ クロエ オードパルファムの口コミ
ロー ド クロエ（L’ Eau De Chloe） オードトワレ
まず、「ロー ド クロエ」は「ローズドクロエ」と名称が似ているので注意して下さい。
ローズウォーターを贅沢に使い、シトラスとパチュリを併せた、ちょっとメンズ的な印象も受けるフレグランス。甘さよりも爽やかさが強めでフレッシュです。
- トップノート…グレープフルーツ・セドラ・ピーチ
- ミドルノート…ローズペタル・ローズウォーター
- ラストノート…シダーウッド・パチュリ・アンバー
シトラスで爽やかさから始まり、ミドルノートで清々しさを纏ったローズが出て全体を通してピュアな印象に。
クロエの中では趣向を変えた香水になっています。甘さ控えめでラストノートもメンズ的なので、ユニセックスに近いイメージです。
甘さを求める人には物足りないかもしれませんね。逆に甘さが重くなる夏には、この爽やかさが使いやすくなると思います。公私ともに使いやすい、普段使いに向いています。
ロー ド クロエ オードトワレの口コミ
クロエ ノマド（NOMADE）オードパルファム
クロエ ノマド オードパルファムスプレー 75ml
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2018年に発売された、比較的新しい作品。フレッシュなフローラルにシプレーがバランスよく調和した香りです。＠コスメでも☆5.3と評価が高く、Amazonのアマゾンチョイスにもなっています。
- トップノート…フリージア
- ミドルノート…ミラベルプラム
- ラストノート…オークモス
ボトルデザインは他のシリーズと違って丸みを帯びた形になっているのも特徴。ぱっと見で他のものと間違えそうになるクロエですが、ノマドは間違えることはなさそうですね。
製品紹介は次のように掲載されています。
遠く離れた地平線と心に響く出会いに導かれ、冒険心と女性らしさを併せもったスピリットが輝き出す。Chloé Nomade オードパルファムは、爽やかなフローラルノートをそなえたウッディな香りのフレグランスです。
力強いミネラル オークモスの香りが、ミラベルプラムの官能的な優しさとフリージアが放つ光沢のある華やかさに調和され、絶妙なバランスを生み出します。
ボトルの輪郭が柔らかな曲線を描き、力強く生き生きとしたメタリックのキャップとのコントラストを成しています。
引用：CHLOÉ
ちなみに2019年にはオードトワレバージョンも発売されています。香りも違っているので、購入するときは間違えないように気を付けてください。
クロエ ロー（L’Eau） オードトワレ
クロエ CHLOE クロエ ロー オードトワレ 50ml
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こちらは2019年に発売された新作。クロエの代名詞的なプリーツが入ったエレガントなボトルに、フレッシュで活動的なフレグランスが詰め込まれています。こちらもアマゾンチョイスに選ばれていて、クロエの人気と品質の高さがうかがえます。
- トップノート…マグノリア
- ミドルノート…ジャスミン・ローズ
- ラストノート…オークモス
公式による特徴の説明は下のようになっています。
クロエ ローは、明るく、自由な精神を持った女性を主役とする永遠の女性らしさの物語で、クロエの伝説に新たな章を書き込みます。
この極めてシンプルなアイコニックなクロエ ローズの香りは、活気にあふれた多面的なマグノリアでさらに高められています。ジャスミンとピリッとした風味のノートが、オークモスの強いボタニカルなノートと混ざり合い、特別にフレッシュな調和がもたらされています。
伝説的なボトルにはアイコニックなプリーツの彫刻が施されており、柔らかに曲線を描くキャップと大胆なコントラストを描いています。シンプルなガラスのシルエットは女性らしさを強調し、内部の鮮やかなコーラルピンクをあらわにします。手で結ばれた同系色のグログランリボンが、フレグランスをエレガントに仕上げています。
引用：CHLOÉ
まとめ
今回はクロエの人気香水をまとめて紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。ファッション同様、高級感がありながらも敷居が高くない使いやすいフレグランスに仕上がっていて、上品なフローラルで大人の魅力を纏わせてくれます。
女性らしさを感じさせる香水を多く展開し、とってもフェミニンなブランドイメージ。特に男性から好印象で、「THE モテ香水」と言われるぐらいですから、付ければ女子力アップ間違いなし！
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