グッチ(GUCCI)といえば、その名前を知らない人はいないというくらい有名な世界的なファッションブランドですよね。もともとは革製品を扱い会社として始まりましたが、今ではファッションだけでなく、時計やアクセサリーに香水とトータルに扱っている一大ブランドです。
世界中で愛されているブランドですから、グッチから発表されている香水たちも評価が高いものばかりです。この記事ではグッチの香水から人気の高いものだけを厳選して紹介していきたいと思います。
はじめにレディースを9点、続いてメンズを3点、最後にユニセックス1点、実際の使用者の口コミを交えたりしながら紹介していきたいと思います。まだ使ったことがない人はぜひ参考にしてくださいね。
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グッチの人気レディース香水
ラッシュ2
一風変わった四角いボトルが目を引く『ラッシュ2』。名前に「2」が付くことから想像できるように、初代『ラッシュ』があって、それの後継としてリリースされた作品です。
先に簡単に初代『ラッシュ』を紹介させていただくと、こちらは1999年に発売された作品で、丸みを帯びたボトルが主流だった時代に四角いボトルで発売したことでも注目を浴びました。デザインで注目を集められるところも、さすがグッチといったところですね。香り自体は、スパイシーさのあるセクシーな香りでありながら付けやすいと人気を集めました。
そんな前作を受けて、シリーズ2作目として2001年に発売されたのが『ラッシュ2』です。前作のセクシー路線から趣向を変え、透明感あるフローラルで女性を演出します。
- 調香師:ミシェル・アルメラック
- トップノート…ナルシス・スズラン・パームウッド
- ミドルノート…ローズ・フリージア・ガーデニア
- ラストノート…カシス・ムスク・オークモス
アジア向けに展開された作品ということもあって、前作よりも軽やかで馴染みやすいフレグランスになっています。
フローラルの中にウッディーがアクセントとして加わっているフレッシュなトップノート。続いてミドルノートでは清楚でフェミニンなフローラルになります。ラストノートは甘さを含んだ奥深いエレガンスを醸し出します。
ラッシュ2の口コミ
香水好きの男友達が付けていて、何を付けているか聞いたら「これレディースなんだけど…ラッシュ2だよ」と教えてもらいました。特にメンズっぽいフレグランスではないんですが、彼以外にも結構男性の使用者がいるみたいですね。フレッシュというかスパイシーなところがあるからですかね。
最初はそのスパイシーさがあるので苦手な人もいるかもしれないけれど、少しするとほんのりと甘さが出てきてレディースっぽくなります。でも嫌味がないので、確かに男性でも使えそう。ちなみにその友達は彼女と一緒に使っているみたいです。(20代女性)
西野カナが使っているというのを何かで知って、西野カナファンの女友達にプレゼントしてみました。彼女はすでに持っていたのですが、そろそろなくなりそうだったタイミングだったので喜んでもらえて結果オーライです。
で、あげた時に分かったのが、普段彼女からするいい匂いが、このラッシュ2だったこと(中身もわからずプレゼントしたアホです)。自分で付けていないので付けてすぐの時はどのようなものかわからないけど、僕が嗅ぐときは女の子っぽいけれどきつくなくて好感が持てる甘さです。(20代男性)
ギルティ
グッチのアイコン的なデザインのインターロッキングGが施されたエレガントなボトルの『ギルティ』。発売は2010年で、発売当時海外では大々的なプロモーション活動をしていたと言いますから、それだけブランドが力を入れている作品だということがうかがわれます。
- 香調:オリエンタル、フローラル
- トップノート…マンダリン・ピンクペッパー
- ミドルノート…ラベンダー・ライラック
- ベースノート…パチュリ・アンバー
最初はシトラスとペッパーによるシャキッとした香り立ちから始まります。その後続くミドルノートではフローラルの中にフルーツ系の甘さもあって女性の魅力を引き立てます。ラストノートになるとしっとりとした官能的な甘さが包み込みます。
このフルーティーな可愛らしいフェミニティからセクシーな雰囲気に変わるところが、「ギルティ」ということなんでしょうか。
ギルティの口コミ
名前がなんかかっこよくて気になっていたんですが、ボトルもかっこいいので思い切って購入しました。もちろん中身も気に入っていて、爽やかなのに甘さもあってどことなくセクシーな一面もある不思議なフレグランスです。
デートのときに付けて行きましたが、彼氏も好きになってくれました。彼氏以外からも好評だったので、今ではもう欠かせない一本です。(30代女性)
オードトワレのわりには思ったよりも持続するんですね。冬場でコートを着ていたからかもしれませんが、お昼に付けて出かけて、その日の夕方に参加した飲みの席でコートを脱いだらまだ残っていました。
その時に出た匂いが周りの人からとても好評でした。このときのメンバーと普段会う時は、セクシー系統のものを付けることがなかったのでギャップもあったんだと思いますが、「上着を脱いだらそんないい匂いがするなんて、反則だよ~。好きになっちゃうよ~。」なんて言われました。(20代女性)
グッチの香水はいくつか使いましたが、一番気に入ったのがギルティです。爽やかさと適度な甘さがとっても気に入っています。季節的には秋冬向きだと思うけれど、春先でも使えそうな軽さです。
周りからも好評ですが、私は自分で嗅ぐために付けています。シャワーを浴びてサッパリした後に軽く付けています。夜寝る前でもいいし、朝シャワー浴びた後でも、その日を気分よく始められます。(30代女性)
ギルティ プールファム
2019年にオードパルファムバージョンも発売されたので、こちらも要チェックです。ボトルの形状は変わりましたが、ゴールドのエレガントなデザインは持っているだけで気持ちを上げてくれますね。
オリジナルのオードトワレバージョンに比べフローラルがより強くなって、より大人な雰囲気を感じさせます。
シトラスのさわやかさにスパイシーさがアクセントになるキリっとしたトップノート。ミドルノートではローズやライラックが絶妙なバランスで組み合わさり個性的なフローラル。ラストはパチュリとアンバーの深みのある余韻が続きます。
レディースですが男性でも使いやすく、ユニセックスな傾向です。
- トップノート…マンドラ・ピンクペッパー・ベルガモット
- ミドルノート…ローズ・バイオレット・ライラック・ゼラニウム
- ラストノート…パチュリ・アンバー
エンヴィ
数あるグッチ香水のなかでも、特に日本で大人気になった作品。すでに廃盤になってしまいましたが、その人気が衰えることはありません。まだ在庫が残っている通販サイトを探して、何とかして手に入れようとしているファンが大勢います。
- 香調:フローラル、グリーン
- トップノート…ヒヤシンス・マグノリア・ヴァインフラワー
- ミドルノート…バイオレット・スズラン・ジャスミン
- ラストノート…イリス・ムスク
爽やかなグリーンフローラルで始まる上品なフレグランス。女性的な柔らかさというよりも、キリっとした印象。仕事をクールにこなすかっこいい系の女の人といったところでしょうか。さりげない甘さがあってそれがアクセントになり色気も感じさせます。
いわゆるフェミニン系ではなく、グリーン系で始まることもあって、男性にも使いやすいユニセックスな傾向です。
エンヴィの口コミ
フローラ バイ グッチ オーフレッシュ
2009年に発売されたオリジナルの『フローラ バイ グッチ』を、名前の通りにフレッシュにアレンジしたバージョンとして2011年に発売されました。オリジナルのフローラル&フレッシュの特徴をベースにしながらも、さらに若々しく輝くような印象を強めています。
- トップノート…ベルガモット・レモン・キンカン・オレンジ・ピオニー
- ミドルノート…オスマンサス・ローズ・グリーンノート・アクアノート
- ラストノート…サンダルウッド・パチュリ・ピンクペッパー
シトラス系のシャープでフレッシュなフルーティーノートで始まります。そしてミドルノートでは、オリジナルでも使われたオスマンサスとローズでフェミニンさを出しながら、さらにグリーンとアクアが加わって活気のあるニュアンスになります。ラストノートでは今までの雰囲気を落ち着かせて大人の甘さにまとめます。
オリジナルも爽やかで若々しいものでしたが、ミドルノートでそれがより一層強まり、とても心地の良い使い勝手のいい作品に仕上がっています。
フローラ バイ グッチ オーフレッシュの口コミ
フローラ バイ グッチ ゴージャス ガーデニア
フローラ バイ グッチ ゴージャスガーデニア EDT 50mL
2012年に発表された「フローラ・バイ・グッチ・ガーデン・コレクション」のうちのひとつです。このコレクションは、モナコ公国のグレース・ケリー妃のためにデザインされたグッチのスカーフに使われている5つの花をモチーフにした作品となっています。
シリーズの他のラインナップは次の通りです。
- グロリアス マンダリン
- グレイシャス チュベローズ
- グラマラス マグノリア
- ジェネラス バイオレット
5種類同時に発売された、それぞれが独自の良質なフレグランスのシリーズとなっています。
- トップノート…レッドベリー・ペアー
- ミドルノート…ガーデニア・フランギパニ(プルメリア)
- ラストノート…パチュリ・ブラウンシュガー
トップノートは可愛らしさのあるフルーティージューシーで始まります。そしてミドルノートではガーデニアなどの花が咲き誇る、深みのあるフローラル。そしてラストノートは甘さを伴って優しく包み込みます。
フローラ バイ グッチ ゴージャス ガーデニアの口コミ
最初はジューシーで甘さがあるから若い子向けかなって思ったんだけれど、その後で出てくるフローラルが優しくて大人な香りです。全体としては特に年齢を気にしないでいろんな年代で使えると思います。
強さも程よいので、付けすぎないようにすれば会社とかに付けて行っても問題ないと思います。プライベートに使っても、優雅さをまとった素敵なお姉さんになれます。(30代女性)
匂いも素敵ですが見た目もいいですよね。六角形のボトルできれいに整っているし、黒いリボンも大人の可愛らしさが出ていていいです。
中身の方は、最初は甘いんだけれど、その後で上品なお花が感じられて、こちらも大人の可愛らしさが出せていいですね。付けるだけでいい女になれた気がします。周りからは男女両方から好評で、万人受けの傾向だと思います。(20代女性)
主張しすぎないフローラルで、会社に付けて行っても問題ないくらいの強さです。でも薄っぺらいわけじゃなくて、名前にある通りゴージャスなフローラルブーケです。それを適量身に付ければ、本当に品のある大人の女性に変身できます。
それにほんのりと甘さがあるのもいいですね。息子はそれが好きなようで、朝出かける前に付けていると、いいにおいい~っていいながら引っ付いてきます。(30代女性)
最初は果物系のスウィートで始まるけれど、だんだんとクチナシのなんとも言えないいい匂いになってきます。ラストはこれはパチュリかな?甘さもあるけれどスパイシーさがもあって、全体をキリッと引き締めてくれますね。
いろんな年代、いろんなシーンで使えそうですね。季節的には冬に合いそう。トップはちょっときつめなフレッシュさもあるので、人によってはそこが苦手かも。(20代女性)
グッチ バイ グッチ プルミエール オードパルファム
2007年に発売されたオリジナルの『グッチ バイ グッチ』のアレンジバージョンとして2012年に発売されました。ちなみにオードトワレバージョンも2014年に出ているのですが、使われている香料が違いますので注意してください。
2010年のカンヌ国際映画祭で公開されたオートクチュールコレクション「グッチ プルミエール」のドレスにインスピレーションを受けて作られただけあって、レッドカーペットを歩くスター女優のような、力強さと女性的な魅力を兼ね備えた作品となっています。ゴールドのボトルもエレガントさを引き立てますね。
- トップノート…ベルガモット・オレンジブロッサム
- ミドルノート…ホワイトフラワー・ムスク
- ラストノート…レザー・ウッド
シトラスではげましてくれるようなフローラルのトップノートで始まります。ミドルノートも同じくフローラルですが、こちらはムスキーで円熟味のあるエレガントな芳香です。そしてラストノートはウッディーで大人っぽさを際立てます。
グッチ バイ グッチ プルミエール オードパルファムの口コミ
バンブー オードパルファム
持ち手に竹を使った「バンブーバッグ」のライン。このグッチを代表するバッグにインスパイアされてつくられ、名前もそのまま充てられた作品です。バッグと同じくいつの時代でも愛される、洗練されたフェミニティを表現するフローラルノートをベースしています。
ボトルは繊細さと力強さを織り交ぜた、まるで宝石のようなデザインになっていて目を引きます。またキャップの部分は竹のようにも見えますね。
発売は2015年で、その翌年にオードトワレバージョンが発売されています。こちらも香料に違いがありますので注意してください。
- トップノート…オレンジブロッサム・ペアー
- ミドルノート…カサブランカリリー・イランイラン・ジャスミン
- ラストノート…バニラ・サンダルウッド・アンバーグリス
フルーティーな明るさを持ったフローラルでトップノートが始まります。そしてミドルノートになると女性らしさを引き立てるアロマティックフローラルにかわり、ラストノートでは甘さと温かさを伴ったセンシュアルな魅力を演出します。
バンブー オードパルファムの口コミ
ブルーム
グッチ ブルーム オードパルファム 50mL【Amazonで見る】
花が咲きほこる庭園の芳醇な香りを表現した作品で、発売は2017年。女性的なフローラルでありながら、芯のある落ち着いた雰囲気も出てきます。適度な甘さとさわやかさで、大人の女性が持つ可愛らしさを際立たせます。
- シングルノート…ジャスミン・チュベローズ・ラングーンクリーパー
これ以降もシリーズがいくつか展開されています。他のラインナップは次の通りです。
- アクア ディ フィオーリ
- ネッターレ ディ フィオーリ
- ゴッチェ ディ フィオーリ
- アンブロージア ディ フィオーリ
- プロフーモ ディ フィオーリ
グッチの人気メンズ香水
ギルティ プールオム
レディースの『ギルティ』のカップリングとして、2011年に発売されました。アロマティックウッディーをベースにしながらもフローラルもあって、女性でも使いやすいと評判です。
ボトルの形状はレディースとはかわって、エレガントさよりもクラシカルな存在感を放っています。でも中央にあるインターロッキングGが施されているところは健在です。
- トップノート…レモン・ラベンダー・ピンクペッパー
- ミドルノート…ネロリ・オレンジブロッサム
- ラストノート…パチュリ・シダーウッド
ラベンダーが香る中シトラスとスパイシーが利いているトップノートからはじまり、ミドルノートではアロマティックなフローラルに変化。このあたりが女性からも支持される要因でしょうか。ラストノートはウッディーな艶のあるなめらかさにまとまっていきます。
全体的にはエレガントで、フォーマル・カジュアルでもどちらのシーンでも大丈夫です。またユニセックスで使うこともできます。
ギルティ プールオムの口コミ
ギルティ ブラック プールオム
上で紹介した『ギルティ プールオム』のアレンジバージョンとして、2013年にレディース版『ギルティ ブラック』と一緒に発売されました。オリジナルとは趣を変えたアロマティックフゼアな香調になっています。
ボトルの形状はオリジナルと同じですが、香りのイメージを反映してか黒と緑を基調にしています。また「G」の部分がどことなくバットマンっぽくなっているのも注目ポイントです。
- トップノート…グリーンコリアンダー・ラベンダー
- ミドルノート…オレンジフラワー・ネロリ・グリーン
- ラストノート…パチュリ・シダーウッド
シックでスパイシーなフローラルのトップノートで始まって、ミドルノートではそこにグリーンが加わってアロマティックに。そしてラストノートではフレッシュだった印象を深みのあるウッディーに落ち着かせます。力強さと官能さを兼ね備えた男の魅力を演出します。
ギルティ ブラック プールオムの口コミ
グッチ バイ グッチ プールオム
レディースの『グッチ バイ グッチ』のヒットを受けて、カップリングとして2008年に発売されました。個性的なシプレー調で、香料にタバコやレザーを使いながらも甘さがあってユニセックスで使えるという優れた作品です。ボトルはギルティシリーズとは違った、重厚感ある男性的なデザインですね。
- トップノート…ベルガモット・サイプレス・バイオレット
- ミドルノート…タバコ・ジャスミン
- ラストノート…パチュリ・フランキンセンス・アンバー・エレミ・レザー
トップノートはフレッシュなシトラス調で始まり、ミドルノートではタバコのアロマティックな芳香が出てきます。これにジャスミンやトップのバイオレットが重なることで、メンズに偏り過ぎない絶妙なバランスの良さを発揮します。ラストノートはパチュリやレザーでまろやかな甘さにまとまり、男の色気を演出します。
グッチ バイ グッチ プールオム
グッチの人気ユニセックス香水
メモワール デュヌ オドゥール
Gucci(グッチ) メモワール デュオ オドゥール オードパルファム 40mL
2019年に発売された作品。性別や時代・世代の垣根を越えて普遍的に使えるフレグランスとして作られ、「ミネラルアロマティック」という新ジャンルを打ち出しました。
- トップノート…ローマンカモミール
- ミドルノート…インディアンコーラルジャスミン・プレシャスムスク
- ラストノート…バニラ・サンダルウッド・シダー
瑞々しく、少し青臭いともとれるアロマティックなトップ。次第にジャスミンが柔らかさを、ムスクが深みを出してきます。そのあとバニラの甘さをアクセントにしながらウッディで香り全体を引き締めます。
ボトルデザインは、どこかクラシカルで、それこそ古代神殿の柱のような力強さを思わせます。それでありながら古臭くない現代風のニュアンスも感じられます。
グッチの人気香水まとめ
グッチの人気香水を見てきましたがいかがでしたでしょうか。一流ブランドだけあって、どれも品質にこだわっていて評価が高いものばかりです。高級感もありますので、会社でもプライベートでもワンランク上の自分を演出できると思いますよ。
ファッションブランドなだけあってボトルも素敵なものが多いですから、プレゼントとして贈っても喜んでもらえそうですね。
是非この一流の香りを、自分や大切な人のために選んでみてはいかがでしょうか。
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