フェラガモの愛称で有名なイタリアのトータルファッションブランド 「サルヴァトーレフェラガモ」。リリースしたレディース香水 『フェラガモプールファム』 です。
そしてメンズ香水が 『フェラガモプールオム』 です。
フェラガモ初の香水ということもあり、発売からは時間がかなり経過しています。ですが、流行が変わろうとも古臭くはならずに、クラシカルな魅力と、それでいて現代でも通用する普遍的な魅力を持ち合わせています。
さすがに「いかにも今時の若者!」な感じではありませんが、香りを纏う人を知的で上品な印象にしてしまうところは、まさにフェラガモの真骨頂!
ここでは、大人の女性をより大人に、若い人でもワンランク上にあげてくれる 『フェラガモプールファム』の香りと口コミをメインで紹介します。基本的なコンセプトは同じなので、メンズの『フェラガモプールオム』は掲載のみにしておきますね。
フェラガモプールファムのコンセプト
ブランドの伝統あるイメージ通りにクラシカルな印象。それでいてどこかモダンな軽さも持ち合わせている、ちょっと癖のある香水です。モダンな部分があるとはいえ、ちょっと古風。いわゆる「今時の香水」という感じではありません。
若々しい女の子というよりは、90年代風のキャリアウーマンな大人の女性の香り。ですが、 古風でありながらも古臭くはならないのは、さすがはフェラガモと言ったところ。ファッションブランドの実力を垣間見せます。
フェラガモプールファムの香り
- 香調:フローラル、フルーティー、ウッディー
- トップノート…イリス・ジャスミン・ベルガモット、など
- ミドルノート…アンバー・オーリス・イランイラン、など
- ラストノート…サンダルウッド・シダー・オークモス、など
トップノートではスパイスが合わさったシトラスフルーティー。スパイシーさがあるため大人の雰囲気を醸し出します。ミドルノートではスパイシーさも落ち着き、程よい甘さを伴った上品なフローラル。ラストノートでは穏やかでありながら力強いウッディーが出てきます。
トップノートのスパイシーやラストノートでのウッディーで、どことなくメンズっぽさ、 マニッシュな雰囲気 も感じさせます。
フェラガモプールファムの口コミ
甘さ控えめで爽やか
口コミで特に挙がっているのが、「甘さはあるけれど、きつい甘さではない」「爽やかさがある」という点です。フローラルやフルーティーがあるので甘さは感じられるのですが、スパイシーな部分やグリーンぽさがあるフローラルのため、 甘々しくはない ようです。
そしてそのスパイシーやグリーンの部分が嫌味なく香り、爽やかさを出します。シトラス系もあり、それも爽やかさに一役買っています。
「爽やかな朝。高原にいるような雰囲気です。」「草原的な感じ。」などなど。
上品で優しい印象を受ける
その甘すぎない甘さと爽快感、そして清潔感を感じさせるフローラルから、 穏やかで上品な優しい印象 を受けます。
「上品なマダムが付けていそうな感じです。」「優しいお姉さん的な印象。」「正統派美人の女性な感じ。」
またフローラルで少しパウダリーな感じもあるのですが、それが程よく引き締めてくれて 凛とした印象 にもつながっているようです。
「知的で凛とした女性らしい柔らかさ。」「あんまり女を出さずに、媚びない感じで、それでいて女性らしさは感じさせる。」「芯の通った感じ、それでいて優しくもある大人の女性。」
ちょっとマニッシュなところもある
ラストノートがメンズ的な要素もある香料のため、どこか男性的な雰囲気もあります。スパイシーさも男性的なところを後押しします。ですがメンズっぽくなってしまうわけではなく、女性らしさをちゃんと表現している マニッシュな雰囲気 です。
「時間がたつとビターな感じで、マニッシュなウッディーが出てくる。それがフローラルを支えている感じ。」「甘いものが苦手な人、メンズを好む人には良いと思います。」
「タイトなスーツに似合う感じ、大人の女性。」「仕事ができる女性のイメージ」といった感想を持つようで、上にあげた「凛とした」「芯の通った」印象と合わさって、マニッシュな雰囲気を醸し出します。
クラシカルな印象
発売から時間がたっているので、 いわゆる今時の香水ではありません 。ですが、 古臭くはなくて、現代でも使える魅力を持っています。 「クラシカルで上品」「古典的な感じだけど、知性を感じさせる」などと言ったちょっとお堅いイメージもありますが、「大人っぽいコンサバ系。だけど甘さもあるフローラルがあって好きです。」と現代に順応する様子もうかがえます。
一方で「最近は軽いものが多い傾向なので、強く感じてしまうかもしれません。」「ザ・香水な感じがします。でも嫌な感じではないです。」「人工的なお花な感じがしますが臭い感じではないです。」と少し昔の印象を思わせる口コミもありました。
ですが、このクラシカルな部分が、上で紹介した上品さやマニッシュにつながっているとも言えます。
男性でも使える
マニッシュなところから、「男性でも使えますよ。」という意見も多くありました。今時の香水ではない分、あえて男性が付けることで違和感なく使えるのかもしれません。
「周りで数人の男性が付けています。その人たちはみんな、知的・上品・穏やかな人たちです。」「旦那がいい匂いと誉めてくれたので、戯れに旦那に付けてみました。特に違和感はなく、むしろ男の人からの方がセクシーに感じました。」という口コミがありました。
周りとあまり被らない香水を探している男性が、あえて付ける のも差別化としていいかもしれませんね。
年配の人に好まれる
「特に年配の方から、いい匂いですねって言われます。」なんていう人がいるように、 年配の方の方が、この香りを嗅いでいい匂いと感じる傾向が強い です。若者やキャリア世代が嗅いでもなんとも思わないということではありませんが、年配の方に好印象です。クラシカルなところが世代的に合うのかもしれません。
「旦那の実家に付けていきました。義父からはとても誉められました。義母からも嫌味を言われたりはしませんでした。」と年配世代を狙って付けている人もいます。
「自分用に買ったのに、母が勝手に使い始めた。」などの声も。
大人に似合う香り
そういったことも関係するのでしょうか、「大人の女の香水」という印象が強いです。「高校生の時に買ったけどなんか違った。20歳になったら、また付けてみようと思う。」「25歳ではまだ大人すぎて合わなかった。」「20代では使いこなせてなかったけど、今なら自然に使える。」といった、 大人向け であるとの口コミが多くありました。
ですが「高校の時から10年以上使っています。」という人もいますので、必ずしも若者に合わないのではありません。「女の子らしい恰好の時には付けません。」なんて方もいましたので、逆に服装などでイメージを整えれば違和感も和らぐのではないでしょうか。
一年中使える傾向
季節をあまり問わず、一年を通して使えるとの声が多くありました。その一方で、特定の季節に合う合わないの口コミもチラホラとありました。
体温の影響は大きそうですね。付ける場所なども含めて参考にしてください。
好き嫌いが分かれる傾向が強い
好き嫌いが分かれる傾向が強い です。「万人受けではない。」「好き嫌いは、はっきり分かれると思う。」「二極化すると思う。」「私はとっても好きなのに、こんなに「合わない」っていう人がいるとは思わなかった。」など、その傾向を思わせる口コミが多くありました。
「合わないからあげる。と友達に言われて譲り受けましたが、問題なく使えています。」「私には合わなかったので母に譲りましたが、とても気に入っています。」
さらには「好き嫌いが分かれるので、人と会う時は付けないようにしています。」「ちょっとアナタ、匂いがきついわよ。と、お局様に言われました。。。」なんて人もいます。 周りに対しても香害になる傾向があるので、付けすぎは要注意 です。
苦手な人が受ける印象は
苦手に感じる人で多いのが、トップノートがきついというものです。「トップがきつくて無理でした。」の声がある一方で、「15分くらいで収まって穏やかになります。」と感じている人もいますので、付ける量や場所で調整できるかもしれませんね。
他に苦手と感じた人は「粉っぽい感じがしました。」「スパイシーさが強かった。」「瓜っぽい。」「瓜系とスパイシーが同居している。」「湿布みたい。」「メンズっぽい。」という感想を持っています。
ボトルも印象的
ボトルのデザインも、綺麗で洗練されたデザインだと好印象です。女性っぽいさを思わせるカーブ、ロゴをあしらっている丸みを帯びたキャップ。 「中身が無くなっても、ボトルだけで飾っておける。」 とういう人もいるくらいです。
ただその反面、 「ひねってあるボトルは安定性が良くない。ちょっとした地震で倒れる。」 という声もありました。飾っておく場合も、なにかひと工夫が必要な感じです。
まとめ
今回はサルヴァトーレフェラガモのレディース香水『フェラガモプールファム』についてお届けいたしました。
ファッションブランドならではの意匠を凝らしたボトルと、クラシカルでありながらも現代でも通用する上品な香りの香水です。今時の流行を少し外しているかもしれませんが、時代遅れな感じではなく普遍的に通用する魅力を醸し出します。
どんな時代でも好印象を持たれる、上品で知的な大人の女性を思わせるこの香水、コレクションのひとつに加えてみませんか。
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