現在は廃盤となっていながらも人気が継続している、 ブルガリ(BVLGARI) の 『プチママン(Petits et Mamans) オードトワレ』 。バニラやミルクのような濃厚な甘さが特徴的で、石けんの香りが好きな人にはたまらない香水です。
見た目も子どもが喜びそうなデザインです。箱の外側には子どもが好きそうな可愛い動物のイラストが描かれています。そして内側にはペーパーゲームが施されていています。
それでは、母と子で楽しめる工夫がいくつもちりばめられている香水、プチママンオードトワレの香りと口コミを見ていきましょう。
ブルガリの香水『プチママンオードトワレ』のコンセプト
プチママンという言葉はフランス語で「赤ちゃんとお母さん」という意味で、そこからもわかる通り、コンセプトは 母と子のためのオードトワレ です。そのため、子どもが好きなバニラやミルク、そして石鹸がメインとなっています。ブルガリと言えばセクシーなタイプが多いことで有名ですので、このようなベビーパウダーを甘くしたようなタイプは珍しいと言えます。
見た目もコンセプトに倣って、まるで赤ちゃんのおもちゃのような、とても可愛らしいデザイン。ゾウやウサギといった可愛らしい動物のイラストが描かれています。しかも内箱はペーパーゲームになっているから、切り取って遊んだり塗り絵をしたりと親子で楽しむことができます。
さらにアレルギーに対するテストもされている製品だから、子供の敏感な肌でも使えます。まさに、赤ちゃんとお母さんが一緒に楽しめる作品なんです。
その珍しさや可愛らしさから購入者も多かったのですが、現在は残念ながら廃盤になっていて店舗ではなかなか購入できないようです。在庫が残っている店舗もごく一部にあるようですから、もし見かけたらすぐに購入することをおすすめします。またネット通販なら在庫に余裕があるところも多いようで、比較的簡単に購入できます。
プチママンオードトワレの香り
使われている香料は以下の通りです。
- トップノート…シトラス・ダージリンティ
- ミドルノート…ペッパー・ローズウッド・グァヤックウッド
- ラストノート…ムスク
ですが、それ以外にも「ピーチやリリー」「カモミールが使われている」「タルカム・パウダーなどの天然成分配合」などと書かれているところもあり、はっきりしないところがあります。配合量が少なくて記載が省略されているだけなのかもしれませんね。
香りの印象はベビーパウダーを甘くしたようなというのが一番分かりやすいでしょう。バニラとミルクの濃厚さが、さらに甘さを際立たせています。石鹸のような清潔感もあるので、名前はママですが男性にも好んで使われていますよ。
匂いの強い香水が苦手な人にもおすすめ出来ます。嫌味がなく身につける人の優しさを強調してくれるのがポイントです。
香水などを肌に直接付けることに抵抗がある人は、ルームフレグランスとして空間やクローゼットなどにワンプッシュしてみましょう。子供にも愛されるほのかな香りが楽しめるのでとてもおすすめです。
プチママンオードトワレ使用者の口コミ
ここからは使用者の口コミを紹介していきます。
参考:@cosme
探し求めていた香り!
「これこそ探し求めていた香り!」と感動している人もいました。優しいのでたくさんつけても気にならないという口コミが多く、付けすぎてもきつくならないのがいいという人もいました。
他にも「優しくて控えめなところがいい」「押しつけがましくならないのが使いやすい」などなど。強くないので、ほのかな香りで楽しみたい人にとっては、まさに探し求めていたのではないでしょうか。
ボトルのデザインがいい!
可愛いパッケージ、玩具のようなデザイン、手軽に買えるのがいいと答える人が多いです。良い意味でブルガリらしくない、柔らかい雰囲気が余計に可愛さを引き立てているようです。
「子どもが、ぞうさん、くまさんって言いながら箱のイラストを指さしています。」という口コミもありました。子どもからも好印象ですね。子どもとの雑談ツールにもなりそうです。
気分転換に買ったけど、こちらがメインに
元々他の香水を使っていたけど、気分転換にこちらを使い始めたと答える人も少なくありませんでした。しかし、気が付いたらメインになるほど気に入ったという人が見受けられます。甘く清潔感があるので、使いやすくて自然と自分に馴染んでしまうのかもしれませんね。
懐かしい香りでリピートしています
子供の頃を思い出させるような懐かしい香りが気に入って、リピートしていると答えた人もいました。ベビーパウダーの香りは、使う側も童心にかえらせてくれるのでしょうか。
大人だからこそ過去を懐かしむようなものを使って思いを馳せるのかもしれません。
おばさんくさい?
最初は気に入って使っていたという人もいるのですが、時間が経つとおばさんくさくなったと答える人もいました。安い化粧品っぽさが鼻について、使うのをやめてしまったとコメントする人もいます。
逆に時間が経ってからの方が好きという人もいましたので、好みはやはり人それぞれですね。体温によって香りの出方が変わることもありますので、パウダーっぽいところが強く出て、おばさんの化粧品みたいな印象になったのかもしれません。
ちょっと香りがきつく感じるかも?
中には香りがきついと答える人がいました。どちらかと言えば控えめなフレグランスですが、人によっては石鹸のような香りが鼻につくこともあるようです。他にはバニラやミルクのような重い甘さを苦手に感じる人もいるます。
こちらも体温の影響によるものかもしれません。付ける場所や量を調整してみれば解決するできるかもしれません。
アルコール臭が強すぎる
ブルガリの香水はアルコール臭が強いものが多い傾向にあるようです。そういったことから、プチママンでもアルコール臭を強く感じてしまい、苦手に思う人もいます。赤ちゃんのような優しい香りを想像していたけれど、実際は強くて想像とはかけ離れていたと答える人もいました。
トップノートでアルコールを強く感じるのはブルガリに限らずよくあることです。ミドルノートになれば収まるものも多く、こちらも「時間がたってからの方が好き」という人がいますので、鼻に近いところには付けずにミドルノートが出るまでやり過ごしてみるといいかもしれません。
付ける量を間違えると臭くなる
香りが強いと答える人も目立ちます。ちょっと付ける量を間違っただけで友人から臭いと言われてしまった人もいたようです。
学校の教室などの狭い空間内では強く感じてしまうのかもしれませんね。出来るなら、もう少し広い場所で使うようにするといいかもしれません。
付け方も、空中に噴射してそれを浴びるなど工夫してみるといいかもしれません。
また、香りが弱いと付けた本人が香っていない気がして付けすぎてしまい、逆に周りにはきつく出ることもあります。適量を心がけましょう。
爽やかさを期待していたけど、甘いだけだった
使用者の中には、爽やかさを求めていた人もいました。どちらかと言えば甘さが際立つので、爽やかさとは違ったものになるかもしれません。ある程度は特徴を調べてから買わないと、予想したものとは違ってがっかりすることになるかもしれませんね。
持続性が弱くて重ね付けが必須
ほのかな雰囲気を売りにしていることもあり、持続性が決して強い方ではありません。むしろ弱い方に入るかと思います。そのため、重ね付けが必須というコメントもあながち間違いではありません。
ただし、ここで注意をしたいのが、重ね付けをして大丈夫な場面であるかどうかです。周りに誰もいないのであれば問題ありませんが、人が多く集まっている場であれば重ね付けは控えた方がいいと思います。
それというのも、慣れがあるため自分は鈍感になり、他人は敏感になるものです。例え甘いものであったとしても、付け過ぎた香りは不快にしかなりません。もっと強く…と望むことは悪くはありませんが、周囲に迷惑をかけないかどうかを考えてからですね。
どうしても香りを持続させたいのであれば、アトマイザーに入れて持ち歩いて、適宜付け直すのが一番よさそうですね。
さいごに
今回は母と子のための香水、ブルガリ『プチママンオードトワレ』についてご紹介しました。
ベビーパウダー系の優しい香りではありますが、やはり好みは分かれます。どの香水にも言えることですが、付けすぎていることが原因で周囲も自分も不快になる可能性もあります。
これまでに香りのハッキリとしたものを愛用してきた方は少々物足りないと思うかもしれませんが、このコンセプトからしても物足りないぐらいがちょうどいいと思います。
小さなお子さんがいらっしゃる女性におすすめの香水です。
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