1990年代を代表する世界的ベストセラーのレディース香水、 ランコム の 『TRESOR EAU DE PARFUM(トレゾァ オードゥ パルファン)』 。
90年代は他のブランドからも「名香」と呼ばれる香水がたくさん現れた年代です。トレゾァが発売されたのは一昔前ですが、それでもコアなユーザーが少なくありません。そして近年再び注目を浴び、さらなる人気を出しています。amazonのレビュー評価もほぼ満点!
さすが「名香」と言われるだけあり、時代・年代を問わず愛されていることがうかがわれます。今回は、そんなランコムの名香『トレゾァ オードゥ パルファン』の香りと口コミを紹介します。
トレゾァ オードゥ パルファンのコンセプト
「トレゾァ」は 「宝物」 を意味するフランス語。英語のトレジャーですね。まさに名前の通り宝物を思わせる高貴なフレグランス。天才調香師:ソフィア・グロスマンによる珠玉の逸品です。
香りは ローズとピーチの王道の組み合わせ 。この組み合わせからなる、華やかで気品のある芳香を苦手という人はいないでしょう。バラを基調とした優雅なフローラルにピーチなどのフルーツの甘さが重なりキュートな魅力を出します。それでいてイリスなどのパウダリーさから上品さも出て、子供っぽくならない大人の女性の雰囲気です。
そして、 ノンアルコール となっているのも珍しい特徴です。
また、シリーズ品にはトレゾァ『イン ラブ』、トレゾァ『ミッドナイトローズ』があります。どれも人気ですが、やはり一番人気は元祖のトレゾァ オードゥ パルファンです。
トレゾァ オードゥ パルファンの香り
- 香調:フローラル、オリエンタル
- トップノート: ローズ・アプリコットブロッサム・ライラック・ピーチ
- ミドルノート:イリス・ヘリオトロープ・ミュゲ・ジャスミン
- ラストノート: サンダルウッド・アンバー・ムスク・バニラ
トップノートではピーチとアプリコットが合わさった甘酸っぱさのフルーティーが、ローズ・ライラックのフローラルともに香ります。
ミドルノートではイリスなどのパウダリーさがでて、上品にまとまります。
ラストノートでは優しく落ち着いた包み込む甘さと官能さが出てきます。
エレガントなボトルデザイン
ボトルの造形もエレガントになっています。ピラミッドを逆さにした形、段差の部分も丸みを帯びたラインで優しいライン。その段差とラインのおかげか、光の加減で中の液体の見え方もきらびやかに変わります。
キャップもダイヤモンドを思わせる美しいカットラインになっています。
なお、サイズは30ml、50ml、100mlがあります。
トレゾァ オードゥ パルファンの口コミ
上品でバランスがいい
様々な感想が挙がっていますが、「甘さがあるけど甘すぎない」「適度な甘さ」「きつすぎない優雅なフローラル」「セクシーすぎないセクシーさ」「甘さと香水臭さが、上手く混じりあってる」といった、 色々な要素がバランスよくまとまっている という口コミが目立ちます。
そして嫌味なく上手くまとまっているので、とても 上品で優雅 な印象を受けるようです。
大人の女性の香り
甘さもありますがフルーティーを前面に出してくるわけでもありません。若々しくなりすぎることなく、落ち着きのある大人な雰囲気を思わせます。それでいて女性らしい、優しく包み込むフローラルさもあります。ラストノートではセクシーすぎない妖艶さも出てきます。
そういった様々な要素が「落ち着きのある大人の女性の色気と、母親的な包み込む母性を感じさせます。」という口コミに、見事に収斂されています。 ひとつレベルの高い女性 を思わせます。
周りからも高評価
周りに好感触 であることがうかがわれますね。男性からの受けもいいようで、「これを付けているときの方が、男性から声を掛けられることが多いです。」なんて人もいるようです。
セクシーさもありながら、それが強く出ないナチュラルさ が好評なのでしょうか。
ナチュラルさや母性的な一面が関係するのか、「赤ちゃんでも、嫌がる様子はありませんでした。」がチラホラ。付けた量が少なかったからかもしれませんが、子供がぐずったりしませんでしたとのこと。
赤ちゃんに香りで不快感を与えないように、幼児がいる間は香水を付けない母親は多いと思います。それでも時には付けたくなることもあるでしょう。そんな時には活躍してくれそうです。
長年の愛用者も多い
老若男女に好印象を持たれているので、長年の愛用者もたくさんいます。長年使い続けられているということは、 似合う年代も幅広い と思われます。発売当時が20歳だとしたら、今は40歳を過ぎた年齢になりますが、その年代まで使い続けられる香水です。
若者でも使えないということはありません。今時の20歳前後の人でも愛用者はいます。最近の人だと「ちょっとクラシカル」なイメージを持つ人もいます。逆に年配の方からは「ちょっと最初の部分がきついと感じるかもしれませんね。」とも。
プレゼントにも贈られる
ボトルも洗練されていて、香りも上品で優雅なところからでしょうか、プレゼントでも喜ばれるようです。娘や妹にプレゼントしたという口コミはいくつもありました。彼氏からもらった人も少なくありません。
「男性が、日ごろお世話になっている女性、奥さんやお母さんなどにプレゼントするのにいいと思います。」 このように、「女性へのプレゼントにいい」とお墨付きが出ていますよ。
寒い時期に似合う香水
似合う季節は寒い時期のようです。「秋冬はこれと決めています。」「寒くなったらまた付けます。」中には「冬はこれと何年も前から決めています。11月の自分の誕生日に購入して、そのシーズンはそれだけで過ごすというのが毎年の恒例行事になっています。」
秋冬に合う感じの甘さのようで、「ほのかに香らせれば夏でも大丈夫」との人もいますが、大半が 寒い時期に合う香水 だと言っていました。
香りは強めで持続時間はある
強さは強めで持続時間も長いことがうかがわれるコメントが多くありました。作りがオードゥパルファンなので当然と言えば当然ですが、「付けすぎてしまったら香害ですね。」「少量で充分。それで夕方まではもつ。」「付け足す必要はありません。」「腰回りに1プッシュで、程良く一日続きます。」「きつく出ないように足に付けています。」などなど。
どんな香水でも付けすぎはいけませんが、付ける量や場所は注意が必要です。
トップノートがきつめな傾向
上で少し触れましたが、 トップノートがきつめな傾向 があります。最近のは昔のものに比べて、トップノートが強く出ないものが多いので、若い世代で「トップがきつい」と思う傾向があります。
「ボトルから直接嗅いだら、きつすぎた。」といった声も。ボトルから直接なら強く感じてしまっても仕方ないような気もしますが、「何故こんな匂いが人気なんだと疑問を持ちながらも腰回りに付けました。すると、時間がたつとどこからともなくいい匂いが。とても深みのある熟成された匂いで、一発で気に入りました。」と、続けてくれていました。
トップノートがきついと思っても、時間がたてばかなりいい印象になる ようです。「ミドルノートに惚れてます。」なんて人がいるほど。
また、「トップがきついので、出かける30分から1時間くらい前に付けた方がいいでしょう。」とアドバイスしてくれている人もいましたよ。
苦手な人もいます
トップノートでダメだと感じてしまう人は、一度ミドルノートまで、自分の肌にできれば腰回りに付けて確認してみてください。それでも合わない人、トップノート以外でダメな人もいます。
そういった人たちは「おばあちゃんな匂い。」「濃厚な感じで合わない。」「ピーチの香りが合わなかった。」とのこと。
ですがその一方で「昔嗅いだ時は、こんなもの合わない!と拒否していたのに、先日ひょんなことから付けてみたらとてもいい匂いがしました。私の嗅覚が大人になったのでしょうか。」一人二人ではなくそれなりの方が同様の口コミをしていますので、時期が来れば受け入れられるかもしれませんね。
まとめ
今回は90年代を代表する名香、ランコムのレディース香水『トレゾァ オードゥ パルファン』について紹介しました。
とても品のある大人の女性の香りで、「まるで熟成された洋酒のような、とても魅惑的で、優しく包み込まれる香り。」「私も友達も、テスターでひと嗅ぎ惚れしちゃいました。」と嗅ぐ人を魅了する大人の芳香。
香りがやや強めな印象ですが、それを使いこなせてこその品のある大人の女性です。あなたも気品ある女性への階段を踏み出してみませんか。
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