独創的な世界観『コムデギャルソン(COMME des GARÇONS)』のおすすめ香水10選!

独創的な世界観『コムデギャルソン(COMME des GARÇONS)』のおすすめ香水10選!

独創的な世界観を持つ日本発のファッションブランド「コムデギャルソン(COMME des GARÇONS)」。既存の概念にとらわれない個性的なファッションで有名になったブランドだけあって、香水も個性的です。

それまで常識となっていた調香のルールや考え方に縛られない自由な発想で、これまでになかった新しい香りを作っていると評価されています。

性別の区分けも独自のスタンス。レディース・メンズ・ユニセックス(男女兼用)と作られていますが、あまりその枠にとらわれない香りとなっています。

例えば、レディースだけどメンズでも使える、かといってユニセックスのような使いやすさではなくてちょっと癖があるような。ファッション同様に人を選ぶ傾向があると言えそうですね。

今回はそんなコムデギャルソンの香水からおすすめの作品を厳選して紹介していきたいと思います。まず最初にコムデギャルソンのブランドルーツについて知識を深めておきましょう。

PR:恋を加速させる男のブースター香水「ボディセンス」

コムデギャルソン(COMME des GARÇONS)のブランドルーツ

コムデギャルソンは川久保玲氏が1969年に立ち上げたファッションブランドで、イッセイ・ミヤケやヨウジ・ヤマモトとともに、1980年代以降のファッションに世界的な影響を起こした一大ブランドです。通称「ギャルソン」として親しまれています。

川久保氏は1942年東京生まれ。1964年に慶應大学(文学部哲学科)を卒業、旭化成に入社して宣伝部でスタイリストとして働き始めます。

1967年にフリーのスタイリストになり、その際、撮影で必要な服(川久保がイメージした服)が見つからないときに自分で作るようになったのがデザイナーになったきっかけです。スタイリストだけでなくデザイナー・パタンナー・縫製から仕上げまでを、一般的なデザイナーのように専門学校に通うことなく、自分自身で手掛けるようになった、とても異色な存在です。

そして1969年にコムデギャルソンを立ち上げ、1973年に株式会社を設立します。1975年には東京コレクションに初参加、そして1981年にパリコレクションに初参加。初のパリコレクションの時は、欧米の女性の体のラインを意識したデザインとは異なる、直線的でノンセクシャルなデザインでファッション界に一石を投じました。

翌1982年のパリコレクションでは、その時代のファッションではタブー視されていた黒を多用し、そして穴があいたデザインで「黒の衝撃」と波紋を呼びます。「西洋のファッションへの冒涜」と否定的な意見もあれば、「新しい美しさの提案」と称賛する意見と、まさに賛否両論となりました。

その後、黒をメインにしたスタイルを定着させ、国内外で評価を得るようになります。1980年代の日本国内においては、「カラス族」と呼ばれる、おかっぱ頭の女性がコムデギャルソンの黒い服で身を包むというスタイルが流行るなどの社会現象にまでなったほどです。

パッドを体につけて不自然なコブを作った「こぶドレス」や、縫製の代わりに粘着テープで付けたジャケットを発表するなど、前衛的なデザイナーとして世界に影響力のあるデザイナーの地位を確立しました。

1983年には家具を展開する「コムデギャルソン ファニチャー(COMME des GARÇONS FURNITURE)」、1994年には香水やキャンドル等を展開する「コムデギャルソン パルファム(COMME des GARÇONS PARFUMS)」を設立し、ファッション以外にもビジネスを展開しています。

コムデギャルソン オードパルファム

1994年に発売された、コムデギャルソン第一弾の香水。「香水と薬のアプローチ」というアバンギャルドなコンセプトを一発目から提示してくるところはコムデギャルソンらしい独創的なスタンスです。

  • トップノート…ナツメグ・シナモン・カルダモン・クローブ
  • ミドルノート…コリアンダー・シダーウッド・ローズ・ゼラニウム
  • ラストノート…ラブダナム・ハニー・サンダルウッド・ペッパー・サイラックス

形の上ではトップノート~ラストノートと分かれていますが、この基本的な3つの構成をあまり感じさせず。人によってそれぞれ違った香りを出す個性的なフレグランス。既存の概念に縛られない自由な発想を、第一弾作品から発揮しています。

カルダモン・コリアンダー・シナモン・ペッパーなどから、キリっとしたスパイシーな印象を。そこにローズやハニーが加わりスパイスに甘さを重ねます。そしてラブダナム・シダーウッド・サンダルウッドなどでスパイスをまろやかに馴染ませながら、温かみも醸し出します。

甘さがあまりないユニセックスな傾向ですが、スパイスが強めに出る人にはメンズ寄りと感じられるようです。

またコンセプト通りに薬っぽく感じてしまっても、それを苦手と思う人だけじゃなく好意的に受け入れる人もいるのが、この香水の不思議なところ。

コムデギャルソン オードパルファムの口コミ

友達から、思ったよりメンズっぽかったから合わない、ということでもらいました。私は嫌いなにおいではなかったのですが、確かに人を選びそうです。スパイスが利いたにおいが最初から出てきて、徐々に弱まりながら甘さと馴染んで行く感じかな。私にはきりっとしたクールビューティーな女性のイメージ。(30代女性)
甘いタイプは苦手なので、これくらいスパイシーさがある方が逆に私には使いやすいです。ですが、いわゆる女の子らしいものではないので、デートのときに付けて行って男性に好印象を与えるものではありません。むしろ自分のスタイルを突き通すかっこよさかな。そういう意味ではギャルソンらしいですね。(30代女性)
時間が経つと白檀のような香りがしてきて、どことなくお香の雰囲気漂っています。それにスパイシーさが加わって、どことなくセクシーさもあるかな。スパイスが強いところはちょっと苦手ですがお香のところは好き。外出前に部屋に吹いておいて、帰宅時した時にお香を感じられるような使い方をしています。(20代女性)
濃い目のスパイシーさにウッディの要素。上品で知的な男性を演出できるので、何年か前から僕の愛用品になっています。周りで使っている人がいないので被らないのもいいです。女性が付けても仕事ができるキャリアウーマンなイメージを演出できるのではないでしょうか。ただ好き嫌いが分かれそうですが。濃い目なので付けすぎも注意ですね。(30代男性)

コムデギャルソン2 オードパルファム

1999年に発売された、日本の書道をイメージしてつくられた作品。シプレーとフローラルの香調で、男性的とも女性的ともとれる要素がバランスよく調和しています。

テクノとオーガニックという正反対の要素をうまく調和させている、芸術性の高い独特な作品。書道をイメージしているだけあって墨が使われていますが、学校の習字の時間に使う墨汁ではなく、ちゃんとした上質な墨を感じさせます。

  • トップノート…アルデヒド・マンダリンオレンジ・ティー・アンジェリカ・メイト
  • ミドルノート…ナツメグ・マグノリア・ウェストインディアンリーフ・コリアンダー・シナモン・キャラウェイ
  • ラストノート…パチュリ・墨・シダーウッド・ベチバー・アンバー

トップノートはテクノ(技術的、科学的)な香料のアルデヒドに、マンダリンオレンジなどが重なり合うことで、フレッシュさと甘さで始まります。

ミドルノートでナツメグ・マグノリア・ウェストインディアンリーフなどから、フローラルの中にグリーンとスパイスも混ざった、華やかになりすぎない落ち着いた雰囲気が顔を出します。

そしてラストノートは墨やパチュリなどで、オリエンタルでウッディな香りに包まれます。

コムデギャルソン2 オードパルファムの口コミ

墨やウッディによるものなのでしょうか、お寺のお香のような香りを感じました。でもただそういう古風というか東洋的なだけでなく、ちょっと現代的なシャープさもあるので、それがテクノとオーガニックの融合なのでしょうか。和な落ち着きと都会的現代的なクールが同居する不思議な香水です。(20代女性)
友達が持っていて試しに1回借りたのですが、お香っぽいところに何か違和感があってダメでした。他のお香っぽいものは特に問題なかったのですが、なぜかギャルソン2は無理でした。友達はアルデヒドが強めだからかもね、と言っていました。その友達から香る分には気にならないんですけどね。ギャルソンの服のように気に入るかどうかハッキリわかれる傾向があるのではないでしょうか。(40代女性)
ユニセックスで使えると口コミで見ましたが、もっとレディース寄りで、もし男性が使うなら若い年齢の人までかな、と個人的には思います。
私の肌だとフローラルもあるし、ラストの方でウッディの中にもパウダリーな甘さもあり、同じ匂いを男性から嗅いだら違和感があります。私が自分で付ける分には、周りからも褒めてもらえるし、とても気に入っています。(30代女性)
フローラルの中にちょっと尖がったスパイシーさがあって、最初自分には合わないかなと思ったのですが、だんだんとお香のようなウッディな雰囲気になって、甘さもあったので大丈夫でした。ユニセックスで使えるという口コミが多いだけあって、フェミニンではなくて、ピシッと決めたスタイリッシュな印象です。(30代女性)

ワンダーウッド

2010年に発売されたメンズ香水。名前の通りウッド系の香料をふんだんに使った神秘的な香水。ウッドの他にスパイスやお香っぽい印象もあり、落ち着きのある大人の雰囲気を感じさせます。

  • 香料:ベチバー・サンダルウッド・パチュリー・ガイアックウッド・シダーウッド・アガーウッド・サイプレス・マダガスカルペッパー・ベルガモット・ナツメグ・カシュメラン・キャラウェイ、など

ペッパーやベルガモットでキレのあるスパイシーな爽快感を感じながらも、次第に落ち着いたウッディも出てきます。シダーウッド・アガーウッド・ガイアックウッド・サイプレス・パチュリ・サンダルウッド・ベチバーとまさに樹木を再現するかのようなウッディノート。その中に甘さある香りに包まれます。

ウッディなメンズ香水ですが、サンダルウッドなどのお香系が好きな女性にもおすすめです。

ワンダーウッドの口コミ

名前の通り木の匂いです。ウッディ系のニュアンスではなく、本当にウッド・樹木というほど木を感じられます。それこそ、森林浴をしているようなという感想はワンダーウッドのためにあるぐらい。ほのかに甘さもあるのが樹液を思わせ、僕の心を森の中に連れて行ってくれます。(40代男性)
旦那が使っていて私も大好きな香水です。スパイシーから始まって、その後は神々しい木々に囲まれるような、気持ちが清らかになります。私にはメンズ風になりすぎるので出かける時には付けず、家でリラックスしたいときに勝手に旦那のものを借りてソファーとかにプッシュしています。(30代女性)
実家に帰省した時に父が付けていて存在を知りました。サンダルウッド好きの私はすぐに反応、試しに借りたところ、好みにどストライク!さっそくメモって購入しました。ウッディなのでいわゆるフェミニン感は全くと言っていいほどありませんが、女性が付けてもかっこよくなれると思います。少なくとも私は周りから褒めてもらえていますので、リピート間違いなしです。(20代女性)
ウッディの中にグリーンもあって、草木が茂る森を歩いているイメージ。特にミドルノートからのウッディが何ともいえない魅力を放ちます。紳士的な雰囲気を演出したいときにおすすめ。彼女も、なんか落ち着くと言って臭いを嗅いでくるので女性受けも悪くはないと思います。(30代男性)

アメイジングリーン

ボトルの色から連想されるグリーンノートにガンパウダーを加えた独特な調香。有機物とミネラルにフレッシュな香りを加えた絶妙なバランスの作品となっています。発売は2012年。

  • トップノート…パームツリーリーブス・グリーンペッパー(ピーマン)・霧(dew mist)・ジャングルの葉
  • ミドルノート…ツタの葉・オリスルート・コリアンダーシード・サイレックス
  • ラストノート…ガンパウダーアコード・ベチバー・スモーク・ホワイトムスク

ピーマンを割ったようなちょっとスパイシーさがあるグリーンにアクアティックなフレッシュさが加わって、自然を感じさせるトップノート。それをミドルノートでマイルドに包み込みます。ラストノートではスモーキーの中に、ムスクの甘さや温かみが感じられます。

スパイシーさがあるメンズっぽい瑞々しさで始まりますが、女性でも使えるという声も多いユニセックスな香水です。

アメイジングリーンの口コミ

はじめの方はスパイシーさがあってメンズっぽいんだけれど、時間が経ってくると甘さも出てきてちょっとスモーキー。私にはメンズ感が強めなので会社に付けて行くことはないですが、一人で出かける時や家でのんびりする時に使っています。(20代女性)
友人カップルが二人で使っていて、私も一度借りてみました。ユニセックスで使えると思いますが、私は男性から香ってきた方が素敵だと思いました。女性が使う場合は、トップがメンズっぽいので男性的なキャラの人でないと違和感があるかも。(30代女性)
見た目通りのグリーン系の爽やかさでスッキリとしています。会社にも付けて行っているのですが同僚からもいい匂いだと言ってもらえるし、取引先の人からも何の匂いか聞かれることもあるくらい。最初はアクアっぽいスパイシーさとフレッシュさだけど、ラストの方になってくるとムスクな甘さも出てきて、女性でも使えそうな柔らかい雰囲気になります。(30代男性)
女性でも使いやすいメンズ香水、といった感想。それが悪いわけではないのですが、ギャルソンだったらもうちょっと癖が強いのかなという先入観が強すぎたせいか、ちょっと物足りない。逆を言えばギャルソンの中では比較的使いやすいのかなとも思います。最初の方は葉っぱや草のグリーンで、だんだんと落ち着いてきて、ウッディスモークな印象になっていきました。(30代男性)

ファレル ウィリアムス ガール

大ヒットとなったファレル・ウィリアムスのアルバムにインスピレーションを受けて2014年につくられた作品です。ファレル・ウィリアムスのアルバムのタイトルをそのまま使い「ガール」と名付けられました。

ボトルのイラストはポップアーティストのKAWS(カウズ)によるものです。KAWSのお約束の、目を×にするデザインはボトルキャップに生かされています。

  • トップノート…ネロリ・ラベンダー・ホワイトペッパー
  • ミドルノート…イリス・スティラックス(エゴノキ)・バイオレット
  • ラストノート…パチュリ・ベチバー・サンダルウッド・シダーウッド

フローラルにスパイシーさが乗りシャープで心地よいトップノートに、ミドルノートではフローラルの中にパウダリーとウッディで力強さもあります。ラストノートでもウッディが出てしなやかさのある優しい雰囲気に包まれます。女性らしさのあるフローラルにウッディやスパイスが加わることで、ユニセックスなテイストとなっています。

ブラックペッパー

高級香辛料のマダガスカル産ブラックペッパーを使い、それをウッディノートと組み合わせることで壮大な大地を感じさせる香りになっています。発売は2016年です。

  • 香料:ブラックペッパー・シダー・パチュリ・ウード・トンカビーン・ムスク

始めは甘さがある中に、パチュリなどのお香のような落ち着きのある雰囲気。そこから次第にグリーンも感じさせるウッディ系へと変わってきます。トータルしてウッディ系の爽やかさの中にオリエンタルな深みと甘さがあるフレグランス。

ブルー セドラ

2013年に発売された作品。青色がだんだん薄くなるグラデーションのボトルもいいですね。温かみがあるのに海のようなフレッシュさも併せ持つ絶妙な香り。

  • 香料:イタリアンレモン・ジュニパーベリー・アンジェリカ・ローズ・ヴァージニアシダーウッド

モノクル セントワン:ヒノキ


コムデギャルソンモノクルセントワン:ヒノキ (Hinoki) EDT スプレ 50 ml
【Amazonで見る】

イギリスのクリエイティブ誌「モノクル(MONOCLE)」とコムデギャルソンによる作品で、2008年に発売されました。

京都の温泉旅館にインスパイアされて作られた製品で、サカナクションの山口一郎さんが愛用している香水でもあります。

  • 香料:ヒノキ・シダーウッド・タイム・松・カンファー(樟脳)・フランキンセンス(乳香)・オークモス・ベチバー、など

ヒノキをはじめ、シダー・カンファー(樟脳)などによるウッディなトーン。そこにタイムなどを加えてヒノキの香りを引き立つように工夫がされています。またモスやベチバーがいいアクセントになって、癒される残り香が続きます。

コンクリート


コムデギャルソン Concrete Eau De Parfum Spray 80ml/2.7oz
【Amazonで見る】

日常的に当たり前に目にする「コンクリート」。その当たり前なものへの固定概念・先入観を覆す、新しい試みの作品。2017年発売で、香料にはサンダルウッドが使われています。

固定概念を覆して新しいステージにたどり着くには、破壊・創出・創造が必要。ということで、サンダルウッドを粉々にして、そこから香りを抽出。有機化合物のローズオキシドを組み合わせることで、自然のものと人工物が混ざり合い、新しいウッディノートを作り上げました。

コムデギャルソン 2マン(CDGツーマン)


コムデギャルソン 2マンEDTスプレー 100ml
【Amazonで見る】

2004年に発売されたメンズ香水。今の自分に満足しないで新たな道を探す男性に贈る作品。

  • トップノート…アルデヒド・ナツメグ・キャラウェイ・キンカン・ミント
  • ミドルノート…イリス・ベチバー・サフラン
  • ラストノート…レザー・インセンス・マホガニー

まとめ

今回の記事では、独特な世界観で異彩を放つ「コムデギャルソン(COMME des GARÇONS)」の香水を紹介しました。

ファッション同様に、周りに流されない独自の世界観を表現しているオリジナリティの高い香水が多く展開されています。その分好き嫌いが分かれやすい傾向でもありますが、逆に気に入った人はとことんハマってしまう魅力があるのではないでしょうか。

強烈な個性を醸し出せる高級香水。使っている人も少ないので、周りと一線を画す自分だけの個性を演出したい人におすすめと言えますね。

タイトルとURLをコピーしました