ヴィヴィアンウエストウッドの香水『ブドワール』の香りと口コミ

ヴィヴィアンウエストウッド(Vivienne Westwood)『ブドワール(BOUDOIR)』 はボトルの可愛さに定評があって、この可愛らしいさが多くの女性の心を掴んでいます。


ヴィヴィアンウエストウッド Vivienne Westwood ブドワール EDP 30ml
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ボトルの雰囲気から甘めの香りを想像する人もいるでしょうが、実際は甘いだけでなくスパイシーさもあって、上品で官能的なフレグランス。

それでは今回は、ブドワールの香りの特徴や使用者の口コミを詳しく紹介していきたいと思います。また最後に、ヴィヴィアンウエストウッドのブランドルーツも簡単にまとめて載せましたので、是非ご一読ください。

ヴィヴィアンウエストウッド『ブドワール』の香りと特徴

ブドワールはヴィヴィアンウエストウッドの初の香水で、「淑女の私室」という意味を持っています。

フレッシュな花とスパイシーさが混ざり合って、官能的な雰囲気を出しています。甘く可愛らしい印象とスパイシーな大人の色気という、相反する異色の組み合わせが、よりブドワールらしさを出していると言えるでしょう。

女性の持つ魅力の多面性を表した、まさにオンナの秘密のプライベートルームですね。

ブドワールの香り

  • トップノート…ヴァイバーナム・マンダリン・ベルガモット・オレンジブロッサム・バリーゴールド、など
  • ミドルノート…レッドイングリッシュローズ・タバコフラワー・フロレンティーオーリス・シナモン・コリアンダー、など
  • ラストノート… アンバー・バニラ・サンダルウッド・パチュリ、など

付けたてはやや爽やかな印象ですが、時間がたつとともに濃厚な香りに。甘さを伴ったローズとスパイシーさが合わさり、可愛らしさとともに大人の官能的な魅力を感じさせます。ラストノートではお香のような落ち着いた深みがあります。

濃厚で持続時間も長め。癖もある方なので強く出すぎないように軽めにつけるのがポイントですね。甘さがしっかりしているので夏よりは秋冬向きです。

TPOを考えて使わないと香害になってしまうほど個性がありますが、ハマる人はとことんハマります。付け方次第で上品にも下品にもなりうる、やや上級者向けのフレグランスです。

「ほんのり香らせれば若い人でも素敵に香ると思います」という口コミもありますので、ほのかに香らせるようにして、上品に堪能しましょう。


ブドワールの口コミ

こちらでは、ブドワールの口コミを紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。

大人っぽさを求める人には最適な香水!

甘さとスパイシーさが合わさったフレグランスなので、大人っぽさや上品さを求める人におすすめされています。それがヴィヴィアンウエストウッドらしいと答える人もいます。

「淑女の私室」なので、大人の女性のプライベートな秘密を思わせるゴージャスさです。その分爽やかさは弱いですが、品のある大人らしさや大人の色気を演出できるので夜のデートにもおすすめです。

甘さが濃くて、色気のある女性を思わせるフレグランスだと思いました。カワイイよりはセクシーだし大人です。だからと言って、いかにもな「女を主張しすぎる下品さ」にはならなくて、上品というか高貴というか、そんな一面も持ち合わせている香水だと思います。

「淑女のプライベートルーム」とかそんな意味も持っている言葉だそうですけど、それを聞くと納得できますね。おしとやかでありながら艶やか、そして芯の強さもあります。付ければそんな大人の雰囲気を出せそうです。でも香り自体が濃い目だから、付けすぎると下品になるかもしれないので注意です。

好き嫌いが分かれる、でも癖になる香り

香りも強めで癖があるので、好きらいは分かれる傾向。個性が強めなので第一印象で苦手と感じてしまう人が多いようです。ですが使い続けてみたり、他の香水を使って数年ぶりに試してみたりすると、苦手に感じた人も好きになることがあるようです。

最初は苦手だったのですが、それでもしばらく使い続けていたら、自分から匂いを嗅いでしまうくらいとても気に入ってしまいました。独特の癖がありますが、その分好きになったら癖になると思います。
昔買ったときは、ちょっと合わないなと感じて、数回使っただけでしまったままになっていました。先日掃除の際に見つけて付けてみたら、なぜかとってもいい匂いに感じました。自分が大人になったのか、他の香水を使ったことで奥深さがわかるようになったのか。今ではお気に入りに仲間入りです。

という口コミがあったくらい。じっくり付き合ったり、あるいは一度距離を置いたりしてみないと良さがわからに個性があるのでしょう。

以前使っていた人が、再び使うという傾向も強い香水です。毎回付けていると他のも試したくなるものですが、やっぱりこのブドワールに戻って来てしまう。それだけ魅力がある、癖になるということなのでしょう。

その他にも、好き嫌いが分かれる様子がうかがわれる口コミはたくさんありました。

とても濃厚で強い香りです。私はそれが大好きなんですが、好みはかなり分かれそうです。友達に貸したときには「トップがキツイ」と言っていました。好きな私からすれば「それが良いのに」ってなるんですけどね。ファッション同様に個人の好みですから、こればかりは仕方ないかな。

周囲の評価がはっきり分かれました。私の周りでは本当に五分五分に分かれて、気に入ってくれた友達は、貸してとか何使ってるのとか聞いてきます。逆に苦手な人からは、ちょっと無理とかキツイって言われます

一緒に会った友達の中でこんな風に分かれました。同じ香りなのに不思議ですね。それが面白さでもあり大変さでもありますけど。

ボトルのデザインは可愛いけれど…甘さだけじゃない!

ボトルのデザインが可愛くて、ピンク色の見た目。そこから甘くて女の子らしい可愛らしい印象を持っていた人もいるようです。ですが実際には甘さもありながらスパイシーで官能的で、ちょっと大人の印象。

だからと言って大人にしか似合わないということではありません。はやり始めた当初は若い女性に人気で広まったアイテムです。

大人の色気だけでなく、女性が持つ様々な魅力を表せる香りです。接客業の人が仕事に付けて行ってお客様からいい匂いと言ってもらえることもあるくらい。

女性らしさはしっかりアピールできます。甘さだけを求めている人には合わないかもしれませんが、そこにプラスアルファされた女性の魅力を出したい人にはおすすめですよ。

甘さに注目されることが多いけど、スパイシーさもありますよね?トップのそのスパイシーなところがカッコいい雰囲気を出せて、そのあと甘さが来るのがギャップがあって楽しいです。

持続時間も長いので、頻繁に付け直す必要もないからラクチンです。面倒くさがりだし、過去にバッグの中でアトマイザーが壊れたこともあって持ち歩くことに不安がある私にとっては嬉しいです。

ヴィヴィアンウエストウッドはプレゼントに最適!

ボトル、特にオーブが可愛らしいと、デザインもとても人気。そのため、恋人や奥さんに対してのプレゼントとして選ぶ男性も多いようです。

特にマンガや映画の『NANA』が流行った頃に、それでヴィヴィアンウエストウッドを知った女性に対しては、思い出補正も相まって喜んでもらえることが多いようです。

飾っておいて絵になる素敵なボトルに、懐かしい思い出を足してプレゼントするのもいいのではないでしょうか。

容器のデザイン、特にふたの部分が良いですよね。この見た目だけで「欲しい」ってなっちゃったんだけど、ちょっとお値段が…。当時学生だった私には簡単には手を出せませんでした。だからテスターだけで我慢しようと思ったんだけど、嗅いだら好みで、余計に欲しくなっちゃいました。

後日、ある男友達から遊びに誘われて、次第に仲良くなってお付き合いすることになりました。そして誕生日にプレゼントしてくれたんです!一度も話題にあげたことはなかったんですが、付き合う前に女友達と話をしているのを聞いていたらしく、それを覚えていてプレゼントに選んでくれたんです。

そんなちょっとしたことを覚えていたこともうれしかったですし、欲しかったものをついに手に入れることができたのも、ものすごくうれしかったです。今でも彼との関係は続いていますし、ボトルは二人の宝物にしています

ヴィヴィアンウエストウッドのブランドルーツ

創立者ヴィヴィアンは、1941年イギリス・ダービージャー生まれ。生まれの名前はヴィヴィアン・イザベル・スウェア。最初は美術を志し大学へ進学。最初の夫デレク・ウエストウッドと破局後にマルコム・マクラーレンと出会います。そして反体制派であった彼の影響を大きく受けることになります。

1971年に二人でブティック「レット・イット・ロック」をオープン。彼のファッションセンスが前衛的過ぎたのか生産の引き受け手が見つからず、ヴィヴィアンが生産することに。このことがきっかけでデザイナーの道を進むことになります。

当時のファッショントレンドを受け入れず、ロックをコンセプトにしたファッションを発表。それがロックミュージシャンを中心としたロンドンの若者からの支持を得られました。

その後店名を何回か変更。ファッションコンセプトもロックからレザージャケットを中心のものへ、そしてレザーボンテージなどのフェティッシュなものをモチーフにしたデザインが使われるようになります。

そして1976年マルコム・マクラーレンは店に出入りしていた若者を反社会的なロックバンドとして世に送り込むことになります。この時彼らが着ていた過激な衣装はもちろんヴィヴィアンによるもの。このバンドこそが 伝説的なロックバンド「セックスピストルズ」 です。

セックスピストルズはパンクロックと呼ばれ、若者の間にパンクブームが発生。それによってヴィヴィアンの衣装も注目されパンクファッションとして脚光を浴びます。そして「パンクの女王」とよばれ、更に熱狂的な支持者を獲得することになります。

1980年にデザイナーとして新たな展開を始めます。マルコム・マクラーレンのアドバイスもあり歴史や伝統からインスパイアされた創作を開始。81年に「パイレーツコレクション」を発表し、これが成功。今度は「アバンギャルドの女王」と呼ばれるようになります。

その後83年に「ウィッチーズコレクション」、84年に「ヒュプノスコレクション」と既成の概念にとらわれないデザインが発表されていきます。このころから、伝統をもって未来をつくるという創造性の象徴であるブランドロゴも使われ始めます。

89年に『Chic Savages』で世界の優れた6人のデザイナーの一人に選ばれ、92年にエリザベス女王より「大英帝国勲章」を受賞。2006年にはファッションデザイナーとしての貢献を称えられて「DAME」の称号を授与されるなど、輝かしい軌跡を描いてきました。

日本では1996年に日比谷に旗艦店をオープン、2003年に青山に移転。パンクやゴスロリなど一部のファン層に人気でした。そして2005年の大ヒット映画『NANA』で主人公愛用ブランドということで世間に認知され、若い女性を中心にブームを巻き起こしました。

まとめ


ヴィヴィアンウエストウッド Vivienne Westwood ブドワール EDP 30ml
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今回はヴィヴィアンウエストウッド『ブドワール』の紹介と、ブランドルーツを紹介しました。

ファッション同様一筋縄でいかない個性を持っている香水ですが、上品に付けられれば甘さと大人な雰囲気を出せて、とても素敵な香り。

いわゆる万人受けや定番というオーソドックスな系統のものではなく、しっかりとした個性を持ったフレグランスなので、好き嫌いは分かれてしまう傾向。ですが、ハマった人は何年も使い続けてしまうぐらいです。

映画の『NANA』や『下妻物語』が流行ったころに、このブドワールやヴィヴィアンウエストウッド自体に興味を持った人も多くいるのではないでしょうか。

パンクやゴスロリといったひとつの個性。やりすぎると受け入れられない人も出てきてしまいますが、ワンポイントで入れればあなたの個性を引き立ててくれます。それと同じように、独特な個性のブドワールをさりげなく使って、あなたの個性を引き立ててみましょう。

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