優しく香る花。甘すぎず透明感のあるその香りは、芯の通った凛とした大人の女性を思わせます。 「ラルフローレン(RALPH LAUREN)」のレディース香水 『ロマンス』は、まさにそんな女性に纏ってもらいたい作品です。
フローラルから女性らしさを出しつつも、スパイシーさが甘さを抑え、キリッとしていて背筋の通った、どこか男性っぽい姿も思わせます。 フェミニンとマニッシュの両方の印象 を与えてくれるフレグランスです。
そんな独特の個性をもつ『ロマンス』の香りと口コミを紹介します。使っている人も少なめのようですので、他の人とかぶりにくいのもポイントです。
ロマンスの特徴
ロマンスの香りはほのかな甘さを放つ花イメージです。少女のような純真さではなく、大人として繊細さの中に力強さを持つ花。そんなイメージを持たせます。
色で表現するなら、間違いなく「白」。清廉さ・高潔さ・高貴さ・気高さを思わせるそのイメージはまさに 「純白」です。
シンプルで重量感のあるボトルもまた、気高い存在感を表しています。女子受けするような可愛らしいデザインではなく、凛とした大人の立ち姿を思わせる、しっかりと構えたボトルデザインに仕上がっています。
ロマンスの香り成分
- トップノート…サンゴッデスローズ・ライチ・ジンジャー・イエローフリージア・マリーゴールド
- ミドルノート…ナイトグルーミング デイリリー・白スミレ・ロータスフラワー
- ラストノート…パチュリクール・オークモス・リッチエキゾチック ウッド コンプレックス・スキン ムスク
トップノートは甘ったるくない爽やかなお花で、その中にちょっとスパイシーさがあります。ミドルノートからラストノートにかけては、トップノートとは違った、甘さのある優しいフローラルにかわります。さらにウッディさもあり、どことなくハーブっぽさも感じられます。
全体を通しては甘さ控えめな、爽やかさのある優しいフレグランス。きつすぎず上品な香りなので、オフィスでも問題なく使えます。それに男性からの評価もかなり高いです。
スパイシーさやウッディなところがあるので、「可愛らしい女の子」よりは「落ち着きのある淑女」といった雰囲気を出します。仕事をしっかりとこなすOLさん向きですね。
また人によっては、それをマニッシュとも受けとれるようです。そのためか意外と男性の使用者もいるのがこの作品の特徴です。
ロマンスの口コミ
それでは使用者の口コミを見ていきましょう。ご購入の参考にしてくださいね。
さりげなく自然な女性的な香り
表現の仕方はひと様々ですが、「いかにも女性っぽい、女女したフレグランス」ではなく、周りから好感を持たれる自然体な女性らしさを思わせる内容のコメントが挙がっております。上品で甘すぎることなく清潔感がある。さっぱりとしていて、フローラルもフルーティーも強すぎることなく、周りに嫌味にならないフェミニンなフレグランスだということがうかがわれますね。
レディース香水は甘さが強いことが往々としてありますが、ロマンスはそういった、ときには「甘ったるい」ととられがちなものではなく、とてもスマートな印象を受けるフレグランスです。
メンズ香水のようなところもある
トップノートでスパイシーさがあり、それがメンズっぽさを出します。人によってはこれが苦手という人もいます。ですが、そのメンズっぽさはすぐに弱まり、ミドルノートからはまた違ったフローラルが香ってきます。
そのため、トップノートがちょっと合わなかった人でも 「ミドルノート以降は使いやすい」 と思う人が多いです。ミドルノート以降は、メンズっぽさがなくなるというよりは、フローラルと合わさることで、どこか石鹸やハーブといった爽やかさに変わってきます。このあたりからマニッシュな、女性的な部分も併せ持つ男性的な雰囲気も出てきます。
男性でも使える
そのことから、「男性でも使えると思います。」との声が少なからずありました。
- メンズっぽさがあるので、男の人でも使えると思います。
- 中性的な印象なので、線の細いタイプの男性、っていう感じがする。
- ユニセックスとして使えると思う。
- 私も彼氏も持っています。
メーカーがユニセックスとして定義していない製品でも「女性でも使えるメンズです。」「レディースだけど男でも大丈夫です。」という香水はたまに見かけますよね。
でもロマンスの場合は少し違って、「女性的なところと、男性的なところの両方がある」と口コミされています。ただ単に「男でも使える」ではなくて、「男女両方の側面を持つ作品」だということがうかがわれます。
オフィスでも合う
「男女両方の側面を持つ」と文字で書いてしまうとややこしい印象を受けますが、実際のところはそうではないようです。挙がってきた口コミをまとめると
といったところでしょうか。私の中ではキャリアウーマン的な役柄を演じているときの女優の篠原涼子さんをイメージしました。
オフィスに実際に付けていっている人からは、 「周りから好評。」「上司や取引先からも香りを誉められました。」 という声が挙がっています。
プライベートでも使える
もちろん、オフィスだけでなくプライベートでも使えます。
- 「彼氏にプレゼントしてもらってから、彼に合う時は毎日つけています。」
- 「旦那の実家に行ったとき、義母から褒められた。」
- 「友達と会う時に付けていって、いい匂いって言われたので教えてあげました。」
様々な状況で使われていますね。寝る前にルームフレグランスとして使うのも、もはやよくある使い方のひとつです。
白い服のイメージ!!
「白い服を着た大人がつけているイメージ」とのコメントがあります。他の香水ではあまり見ない傾向です。それだけ印象が鮮明なのでしょう。
白い服と言っても、「キャリアウーマンが白いブラウス姿でバリバリ働いている」というイメージかというと、それだけではありません。
- 「白いワンピースを着た少女。」
- 「シャツに帽子をかぶって日傘をさしている女性。もちろんシャツも帽子も日傘も白!」
- 「白い服を着て白いワンコの散歩をしているマダムなイメージ。」
- 「清潔感を纏った白!気分爽快に過ごせそう。夏なんか特に似合うと思う。」
など。口コミを書いている人の年代や職業も様々なのですが、色があるコメントを付けてくれた人は皆さん「白」で、しかもそれを強調する言い回しをしていました。
感想などは最終的には人それぞれになるもののはずですが、これだけ白を強調する人が多いのは、それだけこの香水から白っぽい「清潔さ・清廉さ」ともいうべき洗練された印象を受けたのでしょう。
幅広い年代で愛用
篠原涼子さんのイメージだとお伝えしましたが(あくまで私のイメージですけど)、似合う年代は篠原さんと同年代の方だけなのかというと、そんなことはありません。「高校入学のプレゼントでもらった」方もいれば、「新社会人になるときに買った」方もいます。「学生時代から使っていて、専業主婦になった後も子供が大きくなってからまた使い始めた」という人もいます。
大人の女性のイメージがあるので、10代が使った場合、 「大人を意識した、ちょっと背伸びした香り」 になりそうです。それ以降の年代でも、凛とした雰囲気を出したいときに、服装と合わせてつけてみるのもいいでしょう。
スパイシーさが気になる
一方でどうしても香りが合わないという人がいます。合わない人が言うにはどうも「スパイシー」が強いようです。トップノートでアルコールが強い傾向があるのですが、それが 「アルコール臭に酔ってしまいそう」「整髪料のような臭い」「トニック」 となるようです。
トニック的な部分がミドルノートからの石鹸的なものに繋がってくるのですが、合わない人には悪い意味で 「ハーブの石鹸」 と感じられるようです。メンズ的な、とんがったところが苦手な女性は合わないかもしれませんね。
トップノートは苦手だけど、ミドルノートからは好きという人もいますので、トップノートが苦手な場合は、ハンカチなどに付けて時間を少しおいてから持ち歩くなどすれば使えるかもしれません。
変化が大きい
香水は汗や体温・気温・湿度といったものの影響を大きく受けます。もちろんその日の体調も大きく関わります。他の製品に比べて、「状況によって合わないときがある」の振れ幅が広い印象を受けました。
一年中使えるという人もいれば、汗をかく夏場には使えないという人もいます。湿度によってスパイシーさの残り方が違う、と感じる人もいました。
どの香水でも同じですが、付けてみて苦手だと思ったときや違和感があったときには、その時と違う体調や天候の時に試してみて、自分に合う使い方を探してみましょう。
香りが強めな分、長持ちする
全体を通して「きつい」というコメントはあまりないのですが、トップノートは強く感じる人が多いようです。 「腰回りや足元にかけるのがおすすめです。」 という人の言う通り、はじめは下半身に付けて試してみるのがいいかもしれません。
持続時間は長めで、「帰宅して着替えるときにふわっと出てくるのが好き」という人がいる反面、「首筋に付けてしまうと一日中大変なことになる。」と口コミした人もいます。好きな匂いであっても、汗と混ざって嫌な匂いになることもありますので、付けすぎや付ける場所には気を付けましょう。
まとめ
ラルフローレンのレディース香水『ロマンス』についてお届けいたしました。
フローラルが優しい清純で透明感のある印象を思わせますが、少女的ではなく、凛とした大人の女性をイメージするフレグランスです。
「若いころ付けていて久しぶりにつけたら、当時は苦手な感があったトップも、それも含めて好きな香りって言えるようになった。」 という方がいました。苦手だったトップノートを受け入れられるようになった。そう、あのどことなく男を思わせる香りに違和感があったが、それが自然に馴染んでいた。
この少女から大人の女性への変遷の中に、なにかロマンスがあったことを予感させます。純真無垢だった存在から、いろいろな経験を経る中で自分自身と見つめあい、ひとつ芯の通った自分という個性を持って今に至る。そんな壮大なロマンスを思わせてくれる香水です。
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