香水を愛用し始めると気になってくることのひとつに 「香水の持ち運び」 があります。香りに持続性がないタイプだと、朝だけじゃなくお昼に夕方にと付け直したい場合が出てくるかと思います。
また、満員電車に乗る人は自分が香害になるのを避けるため、自宅を出る前には付けずに、目的地の近くや会社に着いてから付けるということもあるでしょう。そういう時に活躍するのが 香水を携帯するためのアトマイザー です。
今回は香水用アトマイザーの利便性、選び方と扱い方、そして口コミからおすすめのタイプをいくつか紹介していきます。これから購入を考えている方は、失敗しないためにもぜひ参考にしてから検討してみて下さい。
香水を持ち運ぶ!アトマイザーの利便性
アトマイザーを利用することの最大のメリットは、何といっても 「少量で持ち運びできる携帯性」 です。香水のボトルは重くて持ち運びに向かないもの、無駄に大きくて場所をとるもの、デザインが凝っていてカバンの中で他の荷物に引っかかるもの、こういった作りのものが多いですよね。
香水はボトルごと携帯するのに適した作りでないものがほとんどです。一部にはそのまま持ち運ぶことを想定したポータビリティーの高い製品もありますが、一般的には容量のこともあってそれなりの大きさになっています。
保存性を考えて重厚感のあるガラスの瓶になっていますので、重くてかさばりますよね。こだわったお洒落なデザインだとそれが仇で引っ掛かりやすくもなったり、壊れてしまうこともあります。
香水をボトルごとカバンに入れていたら中で何かに引っかかって中身が出ていた、落としたら割れてしまった…なんていう悲惨なことになったらもう目も当てられませんね。カバンや中身までもダメにしてしまうし、帰りの電車にも乗れません(悲)
その点アトマイザーだったら、 小さくて持ち運びしやすいポケットサイズです。カバンはもちろん、ポケットに入れている人も少なくありません。軽量で材質も頑丈なので割れることもほとんどありません。
デザインはシンプルなものからお洒落なものまでたくさんあり、何よりも香水を手軽に携帯できる仕様になっています。中身が何なのか、周囲から分からないのが逆に良いという人もいます。
また、使用時の霧は細かく、噴霧量も 一度に多く出過ぎない作りになっている ものが多いです。そのため自宅でもアトマイザーで付けているという人も少なくないようですね。
アトマイザーの選び方は?
アトマイザーを選ぶ上で重要なポイントは2つ。ひとつは 残量確認ができること 。もうひとつは 材質が何でできているか 。中身が見えないと残量がわかりませんよね。外でいざ使おうとして足りなかった…という悲しいことが起こってしまうかもしれません。もし旅行なんかの際にそうなってしまったらテンションだだ下がりですね。
材質が何なのかは保存性に影響します。香水用のアトマイザーはガラス製が多いので特に問題ありませんが、100均などの安価なプラスチック製だと、香りが劣化したりアルコール成分と反応して変形するものも無きにしもあらず。
やはり専用の ガラス製アトマイザー を選ぶのがおすすめです。香水のボトルがガラス製であることからも分かるように、ガラスなら中身が劣化しません。でも、ガラスだと割れてしまうかも…という人もいるでしょう。最近はボトル自体はガラスで、それをカバーするケースに入っているアイテムもありますので、そういったものを探してみるといいでしょう。
また、スーツのポケットなどに入れる場合は、何かの拍子に割れた場合に大変なことになりますので、それなりに頑丈なタイプを選んでおくといいでしょう。
口コミで人気のアトマイザーからおすすめタイプを厳選!
ここからはおすすめのタイプを紹介していきます。簡単な製品説明と使用者の口コミも記載しますので参考にしてください。
なお、アトマイザーの扱い方は最後に掲載していますので、これから使う予定の方は併せてそちらも参考にしてみて下さい。
ヤマダアトマイザー『5204』
Simple is the best. 透明なガラスボトルにマットシルバーのメタルキャップで、男女問わないデザインです。お値段もお手頃でプッシュもしやすく霧も細かいと好評で、amazonベストセラーです。この価格ならいくつかまとめ買いして気軽に使いまわせますね。
- 容量:4ml
- 材質:ガラス・樹脂・アルミ
キャップのカラーは他にゴールド・ブラック・ピンク・ブルーなど計11色。
使用者の口コミ
ヤマダアトマイザー『15491』
いかにも男性におすすめなシンプルでクールなデザイン。角ばったシャープなつくりとシルバーやブラックのヘアラインキャップ。角瓶なのでデスクに置いた時に転がっていく心配がありません。
- 容量:4ml
- 材質:ガラス・樹脂・アルミ
ボトルとキャップの組み合わせで、合計5パターンが展開されています。
使用者の口コミ
ヤマダアトマイザー『14002』
ガラスのボトルをメタルで包んだアイテム。シンプルな円柱形で口紅を思わせるつくり。男女問わないデザインで、メタルで包まれているので少しくらいの衝撃では壊れません。 底部から覗いて残量をチェックできます 。
- 容量:3.5ml
- 材質:ガラス・樹脂・アルミ
カラーは他に、ゴールド・マットシルバー・ピンク。
使用者の口コミ
ヤマダアトマイザー『50121』
ガラスボトルにバラの模様をあしらった女性におすすめのデザイン。バラがあしらわれていても、「5204 クリアボトル」と同じメーカー価格なのも嬉しいポイント。
- 容量4ml
- 材質:ガラス・樹脂
カラーは他にブラック。
使用者の口コミ
ヤマダアトマイザー『50271』
雪の結晶をあしらったボトル。こちらも女性的なデザインで、キャップは乳白色のラメが付いています。
- 容量:4ml
- 材質:ガラス・樹脂
カラーは他にスノーフロストもあります。
使用者の口コミ
ヤマダアトマイザー『50138』
50138 グラス プラスチックポンプ バタフライ ブラック
蝶をあしらった奇抜なデザインのボトル。キャップには花が描かれています。女性におすすめですね。
- 容量:4ml
- 材質:ガラス・樹脂
カラーは他にレッドとブルーがあります。
使用者の口コミ
Gotofine『グラス』
女性におすすめ!オシャレで高級感があるメタリックなボトル。ボトルを回転させると上部からプッシュする部分が出てきます。
- 容量:10ml
- 材質:ガラス・アルミニウム
カラーは他に、メタリックなパープルとゴールドがあります。
使用者の口コミ
Travalo『Travalo Classic(トラヴァーロクラシック)』
特許製法による独自の移し替え方法を採用している高性能タイプ。手持ちの香水のキャップヘッドを外して、本製品のノズルを付けてプッシュする一体型。本体横から残量を見れるようになっています。
- 容量:5ml
- 材質:アルミニウム・プラスチック
色はシルバーの他に、ゴールド・チタン・バーガンディ・パープル・ピンク・ブラック・ホットピンク・ホワイト。詰め替え用リフィールも用意されています。
使用者の口コミ
アトマイザーの扱い方
アトマイザーに移した香水を使うのは、いたって簡単。プッシュするだけです。最初はポンプ内に空気があるので空押しを5~6回します。そのあとから普通に中身が噴霧されます。
気になるのは、その アトマイザーへの移し方 ですよね。
アトマイザーを購入した場合、 香水を移すための道具が同梱されています 。また、移すための詰め替えセットなども別売りで販売されています。では、その移すための道具ごとの簡単に説明と、その他注意点を紹介していきましょう。
移し替えの道具と使用方法
詰め替え用ノズル
スプレーする部分のヘッドが外れるタイプの香水に使います。ヘッドを外し、詰め替え用ノズルを付けます。しっかりと装着できる組み合わせにならないこともあります。そういう時はズレないように手で押さえながら、ノズルのストロー状の方をアトマイザーに入れて香水をプッシュします。
ノズルのセッティングのバランスが悪くて使いづらい場合は、他の方法で試しましょう。
ジョウゴ
スプレーする部分が取り外しができないものや、スプレー式でないものに使います。扇型とでもいうのでしょうか、逆三角形のような形状で立体的になっているものです。商品によって、はじめから立体的になっていたり、ユーザーが折り目を付けて立体化したり、とパターンがあるようです。
逆三角形の細い部分をアトマイザーに差し込み、上に広がった扇状の部分に香水を噴霧します。するとジョウゴを伝って中に入っていきます。
大抵の商品には詰め替え用ノズルとジョウゴが同梱されているようですので、詰め替え用ノズルがやりづらい人はジョウゴを使いましょう。
シリマー
プッシュする部分が丸ごと取り外せて、直接液体を吸い取れる形状のものに使います。シリマーは注射器状のもので、針の部分にストロー状の管が付いているものです。
香水の中にその管を入れ、注射器のシリンジを引き中に入れます。次に管を移して、シリンジを押し中身を移し替えます。
スポイト
シリマーと同じく、プッシュ部分が外せるものに使います。スポイトを押しながら中に入れ、押す力を弱めてスポイト内に入ったものを、アトマイザーに移し替えます。
シリマー・スポイトは大抵別売りです。特にこだわりがなければ使う必要はないでしょう。
一体型
特許技術による、底から移し替える一体型もあります。プッシュ部分のヘッド部分をはずします。アトマイザーの底部に差し込口のような箇所がありますので、そこにセットします。そして本体をプッシュします。そうすることで本体内に直接噴霧されます。
私はまだ実物を試したことがありませんので分かりかねますが、ヘッド部分が外れない香水の場合は対応できないかもしれません。入れすぎると漏れてきたり、また乾燥して中身が減っていくこともあるとか。ですが、空気に触れないで移し替えることができるメリットもあります。
アトマイザーに入れておける容量
アトマイザーの容量は商品ごとで異なりますが、満杯まで入れると液漏れの危険性があります。だいたい本体の7~8割くらいを目安にしましょう。また移し終わったらしっかり閉めるのは当然のことです。内容量が4mlとなっている容器なら3mlくらいを目算で。細かく計りたかったらシリンジで移し替えを。一回の噴霧量が0.05mlだとしたら、3mlで60プッシュ分の容量を入れていることになります。
容器の洗浄方法
香りは容器にしっかり残りますので、 「空になったから、次は違う香水を入れよう。」というのはおすすめできません 。中で前の香水と混ざっておかしな匂いになってしまうことがあります。
それでも違うものを入れたい、もしくは同じものを入れるにしても一度綺麗にしたい、という時はしっかり洗浄しましょう。
洗浄の時に使うのが、ドラッグストアなどで売っている 「無水エタノール」 です。アトマイザーの中に入れて蓋をしてよく振ります。そしてプッシュして中のエタノールを出し、ノズル内もエタノールが通過するようにします。これを3回程度繰り返します。そのあとでエタノールを9分目くらいまで入れて数日放置。その後エタノールを捨てて自然乾燥です。
結構手間もかかりますので、個人的には 香水ごとにアトマイザーを買う のをおすすめします。価格も安いですし、やはり消耗品なので使い捨てぐらいの感覚でいいのではないでしょうか。いろんなデザインもあるので気軽に買い足して楽しむこともできますよね。
さいごに
おすすめのアトマイザーを紹介しましたが、気に入ったアイテムは見つかりましたでしょうか。
香水を持ち運ぶ必要のあるシーンはよくありますが、毎回毎回ボトルごと持ち運ぶのはとても不便です。旅行や出張などの場合は無駄な荷物は減らしたいものですよね。
そんな時に役に立つのがアトマイザーなわけです。デザインも凝っているものが多く出ていますので、今ではコスメグッズのひとつとして認知されているといってもいいのではないでしょうか。
友達に少し分けてもらいたい時なんかにも便利そうですね。日常的に香水を使うなら、ぜひアトマイザーも上手に活用してみて下さい。
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